まさにぃの折り紙コラム

折紙講師まさにぃのブログ。

ハイブリッドティーローズ、ついに紅茶との共演を果たす。 〜アダルトな「DARK RED」の魔力〜

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先日、職場近くにある「椿屋珈琲店」に行ってきました。


グルメリポートをするためではありません。
佐藤ローズの写真を撮るためです。

ハイブリッドティーローズ」と「椿屋ブレンドティー」との2ショットを撮るためです!

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ハイブリッドティーローズ」という名の由来は、祖先の系統「ティーローズ」の香りが、紅茶の香りに似ている事から名付けられたと言われています。
(出典:ローズフェスタ-五感で楽しむ薔薇の広場-)

rose-festa.com


ちなみに私はコーヒー派なのですが、夜飲むと眠れなくなるので、17:00以降は紅茶派になります。家では水道水派です。


…という余談は置いといて。なかなかムーディーな写真が撮れました!

それでは、今日のトピックをどうぞ。

❶ひとり撮影会
❷隣のヤンキーに怯える
❸1列目のスキマ対策


♦︎♦︎♦︎


❶ひとり撮影会
出された紅茶を飲みもせず、ゴルゴ13のような表情でバラを撮る、仕事帰りのサラリーマンは私です。


下からカメラを構えて、見えるか、見えないか…


見えたッ!
絶妙なアングルでシャッターを切ります。


バラのガクの事です。
店員さんのスカートではありません。


でも、さすがに店員さんの目の前で撮るのは恥ずかしいので、通りかかるたびに手を止めます。
あまり無遠慮にパシャパシャ音を立てるのも良くないので、撮影は短期戦です。

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満足のいくショットが何枚か撮れた頃、レモンティーは猫舌の私にちょうどいい温度になっていたのでした。
美味しゅうございました。


❷隣のヤンキーに怯える
紅茶をすすりながら写真を選別していると、後ろの席がなにやら騒がしい。


男性3〜4人が、
「アイツ分かってんのか?」
「いつ金返すんだ?」
「とりあえずケータイ番号は押さえたぜ」
と声を荒げています。

 

なんか凄く物騒なんだけど…


しまいには、席を立ち上がってフロアの隅に移動し、(ここでは言えないような)もっと物騒な話を始めました。

事態は進展しないようで、ウシ◯マくんみたいな会話がしばらく続いたあと、彼らは舌打ちしながら店を出ていきました。


1杯1000円の紅茶を飲みに来たのに、なんで西部劇に出てくる場末のさびれた酒場みたいな光景に遭遇しなければいけないのか。


そういえば、以前プロントで寛いでいた時も、似たような事(?)がありました。
そう、SMネーチャンとナヨナヨ系新卒男子のくだりです。
(当時の記事:2019/09/06)

masanii-origami.hatenablog.com


散々説教してボコボコにした挙句、「貴方は頑張ったの」「幻のポルチーニ茸よ」とかいうツンデレを繰り広げた、謎の一幕です。

 

あの時折っていたのは「ニューモダンローズ」で、色は今回と同じ「DARK RED」でした。

この色、何か「もってる」のでしょうか…


❸1列目のスキマ対策
脱線し過ぎて、せっかく作ったポイント解説を忘れるところでした。

今回は、花のスキマが空く「扇風機」にならないために、新たな工夫をしています。

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工程38の、1列目をめくるシーンです。
右側に、ギリギリまで折って止まるポイントがあると思います。
ここを、さらに深くめり込ませます。


サイドが浮き上がってくるので、破かないように上手くカーブさせて自然に仕上げてください。
こうする事で、1列目の直径が大きくなり、右隣の花びらとわずかに重なります。
底から見ると、重なりが分かりやすいかと思います。

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しかし…
リスキーな割には微妙な変化なので、無理にやる必要はありません。
慣れてきたら、冒険するつもりでチャレンジしてみてくださいね。


♦︎♦︎♦︎


というわけで、今日は「ハイブリッドティーローズ×DARK RED」の組み合わせでした。

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序盤はかなり脱線してしまいましたが…
まぁ、たまには良いでしょう。


この色でハイブリッドティーローズを折ったのは、約3ヶ月ぶりです。
(2019/07/16)

masanii-origami.hatenablog.com


四苦八苦していた当時と比べて、ずいぶんスムーズに折れるようになった気がします。
「遠心中割り折り」の収束も、ほぼ抵抗なく巻くことができました。

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ニューモダンローズの「遠心」を散々やって、繊細な中心の仕上げを研究しまくった成果でしょうか。

マスターした、と胸を張るにはまだ早いですが、「ほぼ失敗しない」という自信をつけることができました。

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折れば折るほど到達点が遠のく佐藤ローズ。
だからこそ、折り紙は面白いのかもしれませんね。

パステルカラーの佐藤ローズ 〜HT×ROSE PETAL〜

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今週末、私の住んでいる地域は、土曜の猛暑から一転して肌寒い一日となりました。
皆さんも気温差で体調を崩されないよう、気をつけてお過ごしください。


さて、今日はパステルカラーのバラをご紹介。
種類はハイブリッドティーローズ
色は「ROSE PETAL(ローズペタル)」でございます。


ロケーションは、自宅の階段の踊り場です。

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障害物もなく、木と壁紙だけのシンプルな空間。
いい穴場が見つかりました。


ピアノを弾いている妻の背後で、這いつくばって折り紙の写真を撮る夫。
最近のまさにぃ夫婦は、こんな感じです。


さて、今日のトピックはこちら。
❶撮影は「ななめ上」から
❷にじむ優しさと力強さ
❸2列目の仕上げアドバイス


♦︎♦︎♦︎


❶撮影は「ななめ上」から
花びらを外側にめくるHTローズは、やや上から見た方が、花の面積が広くなります。

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バラ特有のふくよかな感じが、写真から伝わると嬉しいです。

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これと対照的なのが、花びらを伏せない「ニューモダンローズ」。
紙がタテに巻かれているので、真上から見るとフチが「線」になります。

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規則的な星形がキレイなのですが、あまりバラらしくは見えません。
NMローズは、横から見た方が面積が広いので、低いアングルから撮るのがオススメです。

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(当時の記事:2019/10/04)

masanii-origami.hatenablog.com


❷にじむ優しさと力強さ
過去に同じROSE PETALで「ガーデンローズ 」を折ったことがあるので、写真を並べてみました。
(当時の記事:2019/09/28)

masanii-origami.hatenablog.com


ふんわり淡いカラーなので、ガーデンローズの方が似合うかな…と思っていたのですが、HTローズも悪くないですね。

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尖った花びらの力強さはそのままに、優しい雰囲気とうまく融合している気がします。


キュッと締まった側面の影と、伏せた花びらの明るい発色も、なかなか良いコントラスト。
折る前は安っぽくならないか心配していましたが、嬉しい誤算です。


❸2列目の仕上げアドバイス
最後に、技術的な話。
工程38で、2列目の根元を中割り折りするシーンを解説いたします。


この箇所は、どこまで折るのかテキストに記載がありません。
以前佐藤さんと一緒に折った際には、かすかに上から見える折り筋が目印と教わりました。
25cmで折った場合、根元から7mm〜8mmの所に見えるタテ線です。


最近の私は、もう少し深めに折るのがマイブーム。

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目印のラインを飛び越えて、ちょうど2倍の幅まで折り込みます。
こうすることで、輪郭の角度がより緩やかになります。
(花びらの面積がやや小さくなるので、ボリューム面では前者に劣ります。)


もちろん、5箇所すべて均等なら、どんな幅でもOKかと思います。
もっと浅くorもっと深く…皆さんのお好みで、カスタマイズしてみましょう。


♦︎♦︎♦︎


ハイブリッドティーローズ×ROSE PETAL、いかがだったでしょうか?
新しい組み合わせを試してみましたが、結果は上々で満足しています。

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あっそうそう
今月下旬、地域の小さな展示会に、私の折り紙を出品することになりました。
(生徒さんも出します)

タイトルは「バラ3種」
過去に折った佐藤ローズを、どのように飾るか思索中です。

完成したらお披露目しますので、こちらも楽しみにしていてくださいね。

 

キリッと端正な青いバラ 〜ニューモダンローズ×ROYAL BLUE〜

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3種類のバラを折りまくっている昨今。
今日もふたたび、「ニューモダンローズ」でございます。

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今回のカラーは「ROYAL BLUE(ロイヤルブルー)」。

以前「ガーデンローズ」を折った時にも使った、深い青色です。
(2019/09/14)

masanii-origami.hatenablog.com


ガクは、しっかりした青色に映えるよう、かなり薄めの緑をチョイス。

緑というより白系に近い、やさしい色です。

初めての試みでしたが、我ながら良い組み合わせになったと思います。

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さて。
今日は、佐藤ローズの構造について、写真を交えて解説いたします。

❶ベストアングルは「真横」
❷遠心・求心を見比べる
❸方向によって異なる難度


♦︎♦︎♦︎


❶ベストアングルは「真横」
前々回の表紙にした写真が、最近撮った中で一番のお気に入りです。

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今回と同じNMローズを「FUCHSIA(フクシア)」で折った際のもの。
(2019/09/30)

masanii-origami.hatenablog.com


今回も同じアングルで撮ってみたのですが、画面にカチッとはまる良い写真が撮れました。

完全に私好みのショットです。

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これを撮るには、かなり下からカメラを構える必要があります。
テーブルの外(フチ)から覗かせるのがオススメ。難しい場合は、カメラを床に置きましょう。

ちなみに私は、撮影は全てiPhone
カメラを右を下に、もしくは逆さに構えた方が、低く撮れます。


なお、「ハイブリッドティーローズ」「ガーデンローズ」は、もう少し上から撮るのが好きです。
この場合は、バラをテーブルに置き、見たままの角度でカメラを構えると良いでしょう。


バラの種類、また仕上げ方によっても、最適なアングルは結構違います。

皆さんも、ベストショットが撮れる角度を、作るたびに探してみましょう。


❷遠心・求心を見比べる
折ったことのある方はご存知かと思いますが、佐藤ローズの構造には、2種類の中割り折りが存在します。

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花びらの形をより深く、厚く、美しくするための大切な工程です。

外側に向かって沈める「遠心中割り折り」が、ハイブリッドティーローズ
内側(中心)に向かって沈めるのが、「求心中割り折り」。ニューモダンローズやガーデンローズに使われます。


同じアングルで写真を撮ったので、見比べてみましょう。

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沈み込んだクサビ型のへこみが、反対を向いているのが分かります。

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それでは次に、技術的な観点で比べてみましょう。


❸方向によって異なる難度
遠心・求心のうち、折りやすいのはどっち?


結論から言うと「遠心」です。

テキストにも書いてあったのですが、実際に折ると確かにその通りでした。

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もちろん折り手の主観にもよりますが、多くの方がそう感じるかと思います。


理由を完全に分析できたわけではありませんが、恐らく「収束させる方向」と「中割り折りを押し込む方向」が同じなのが要因と考えています。


紙をゆするたびに、中割り折りの形が崩れる。
折ったことのある方は、結構コレに悩まされるのではないでしょうか。

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今のところ「いちいち押し込む」という対症療法しか思い浮かびませんが、何か良いアイディアが浮かんだら、シェアしたいと思います。


皆さんも、ご自身で工夫されているポイントがあれば、ぜひご教示ください。


♦︎♦︎♦︎


はい。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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ここ3ヶ月、ずっと佐藤ローズばかり登場していますが…お気付きでしょうか?

実は、ガクや葉を紹介した時を除いて「色×種類」がすべて違います。

かなりバリエーションが増えてきたので、良かったら過去の記事も見返してみてください。


あっ
でも「ガーデンローズ」に初挑戦して惨敗した時は、同じ色でリベンジしてましたね。
(2019/09/12)

masanii-origami.hatenablog.com


あれは、ノーカウントということで…

 

佐藤ローズの代名詞「ハイブリッドティーローズ」、2ヶ月ぶりの挑戦。

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久しぶりに原点に立ち返って、「ハイブリッドティーローズ」を折りました。

佐藤直幹さんと初めてお会いした際にご指導いただいた、思い出の作品です。
(当時の記事:2019/07/08)

masanii-origami.hatenablog.com


今回使ったのは、ヴィヴァルディの「RED」。

過去にご紹介した「DARK RED(ダークレッド)」よりも、かなり鮮やかな色です。

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黒光りした大人のDARK REDと、踊るようにエネルギッシュなRED。
皆さんは、どちらがお好みでしょうか。


さて、今日は技術的な話がメインです。

折った事のある方は今後のご参考に、ない方は「こんな世界もあるんだ〜」という感じにお楽しみいただければと思います。

❶裏側のバランスを極める
❷目立つ子ほど脇役で光る
❸「真の主役」に全力フォーカス
❹過去の研究もご参考に。


♦︎♦︎♦︎


❶裏側のバランスを極める
まず、前回の失敗を取り返します。
(2019/09/30)

masanii-origami.hatenablog.com


あれは「ニューモダンローズ」ですが、ハイブリッドティーローズと基本構造は一緒なので良しとしましょう。


前回は、花びらの1つが大きく分離し、スキマが空いてしまいました。

今回は、花びらの基礎を作る段階(工程31)から「均等」を意識し、慎重に進めました。

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前回ずれてしまった「底」の部分を、意識的に5つとも同じ形にします。
微妙なズレは、工程33・34を進めながらリカバリー。


あとは、完成まで一直線。

「完璧」とは行きませんでしたが、前回と比べて、かなり精度を高めることができました。

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(完璧に均等にならなかったのは、それまでの工程でわずかにズレた可能性があります。悔しい…!)


❷目立つ子ほど脇役で光る
佐藤ローズは、1列目(一番外側)の花びらが、真上から見えるように仕上げると、全体のバランスが良くなります。

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具体的なコツは、上の花びらを大きく広げすぎないこと。

特に、3列目の一番大きな花びらは、結構控えめにめくりましょう。

4列目(3列目の根元)も、意識的に細くしてOK。
その方が、中心とのバランスが良くなります。

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さらに、フチをゆるやかにカーブさせると、凹んだように見えるので、よりスリムになります。

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直線よりもバラらしさが増すので、一石二鳥です。


❸「真の主役」に全力フォーカス
一番外側を見せるための工夫は、まだあります。
次は、2列目の仕上げ方です。
(あくまでも個人的なアレンジです)


通常は根元からまっすぐカールさせるのですが、途中でボキッと折って段差をつけています。

すると、花びらが上を向くので、そこから外側に曲げていきます。

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外側への距離を稼ぐことでスリムになり、1列目が見えやすくなるわけです。

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花びらに躍動感も出るので、この仕上げは結構気に入っています。

好き嫌いがあると思いますが、アイディアの1つとして参考にしてみてください。


❹過去の研究もご参考に
ハイブリッドティーローズは、過去に佐藤さんから直接ご指導をいただき、本に載っていないポイントをがっつり教わりました。

仕上がりに直結する貴重なアドバイスをたくさん頂いたので、3回に分けて解説記事をまとめています。

覚えたての頃とはいえ、我ながら良く書けていると思いますので、ぜひ読んでみてください。


【仕込み編】
(2019/07/12)

masanii-origami.hatenablog.com


【組み立て編】
(2019/07/14)

masanii-origami.hatenablog.com


【補足】
(2019/07/16)

masanii-origami.hatenablog.com


皆さんも「こんな工夫をしているよ!」というアドバイスがあれば、ご教示いただければ幸いです。
せっかくのSNSですから、たくさんの人と情報をシェアして、佐藤ローズワールドを盛り上げていきましょう。


♦︎♦︎♦︎


本日もお読みいただき、ありがとうございました。
偉そうな事を言いながら、実は本格的に佐藤ローズを折り始めてから、まだ3ヶ月も経っていません。
(はるか昔の事のように感じますが)

まだまだ発展途上ですので、攻めの姿勢を崩さずに精進したいと思います。

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折り紙離れしたリアルさと、計算された端正な美しさから、世界中で愛されている佐藤ローズ。
折ったことのない方は、ぜひチャレンジしてみてください。

テキストの中では最高難度(星5つ)のハイレベル作品ですが、ひとたび覚えてしまえば、折り紙の世界がグッと広がりますよ。

 

「ヴィヴァルディ・FUCHSIA」でニューモダンローズを折る。

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前回に引き続き、いただき物のヴィヴァルディで「ニューモダンローズ」を折りました。


ふんわり丸い「ガーデンローズ」とは違い、今回はキリッと尖ったニューモダンローズ。
鋭角と曲線をうまく使って、躍動感を持たせました。

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全体的な仕上がりは「70点」といったところ。
実は、大部分を写真でカバーしています。

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いい写真が撮れたのは、嬉しいんですけどね。


それでは、まとめてご覧ください。

インパクト抜群のカラー
❷まさにぃのNMローズ研究
❸課題は一列目の花びら


♦︎♦︎♦︎


インパクト抜群のカラー
FUCHSIA(フクシア)とは、マゼンタに近い鮮やかなピンク色。
目の覚めるような、眩しいピンクが特徴です。

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一方でガクは、ビビッドな花に負けないように、彩度の高い緑色を選びました。

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前回「ROSE PETAL(ローズペタル)」で作った、淡い色の組み合わせとは対照的ですね。
(前回:2019/09/28)

masanii-origami.hatenablog.com


使ったのは、同じパッケージのタント紙

ヴィヴァルディFUCHSIAは、ROSE PETALと同じく、「紙の温度」の商品ラインナップに並んでいます。
気になった方は、チェックしてみてくださいね。

www.kaminoondo.co.jp


❷まさにぃのNMローズ研究
たたんでいく途中で何度も手を止め、歪んだところを微調整。
時には少しバラして、指やペンを突っ込みます。

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一発で…とは行きませんでしたが、ニューモダンローズのキモである「2層の星」を上手く作れたのは、とても嬉しかったです。


ニューモダンローズは、過去3回にわたり、内側の仕上げを研究してきました。
(2019/08/27)

masanii-origami.hatenablog.com


(2019/08/29)

masanii-origami.hatenablog.com


(2019/08/31)

masanii-origami.hatenablog.com


折り筋を足してみたり、省略してみたり、折り方を変えてみたり。
さんざん試行錯誤を重ねました。


また、佐藤さんに直接ご指導いただく機会にも恵まれ、基礎となる「五角形カット」や、横から見たバランス、中心をまとめる順序などを教わりました。
(2019/09/04)

masanii-origami.hatenablog.com


(2019/09/06)

masanii-origami.hatenablog.com


(2019/09/10)

masanii-origami.hatenablog.com


どれも、かなり気合を入れて書いた記事なので、ぜひ参考にしてみてください。


❸課題は一列目の花びら
さて、中心はこれでOK。
なら外側はどうか、と言いますと…

正直、仕上がりはビミョーです。

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花びらの間にスキマが空いて「扇風機」になってまね。


そして、裏から見たら決定的でした。
一枚だけ、大きくズレてしまっています。
後からどんなに修正しても、これ以上良くなりませんでした。

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恐らく原因は、工程28〜30。
花びらをガバッと折り上げる際に、下(底)の折り目に注意していれば改善できたポイントです。

次回は、左隣の花びらに寄せる間隔も含めて、「5つ完全均等」を目指したいと思います。


♦︎♦︎♦︎


ということで、久しぶり(20日ぶりですが)のニューモダンローズでございました。

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一度がっつりやった作品でも、こうして復習すると新しい発見がたくさんあります。
そろそろ、ハイブリッドティーローズもおさらいしたいところ。


新しい作品へのチャレンジと、過去の作品のおさらい。
どちらも、バランス良く楽しんでいきたいと思います。


皆さんも良かったら、過去のテキストを引っ張り出してみてください。
スキルアップに繋がる、新しい出会いがきっとあるはずです。

SNSの交流が生んだ、淡いピンクのガーデンローズ。

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すっかり最近の定番となった、佐藤直幹さんの「ガーデンローズ」
今日は、新色の登場でございます。


「ROSE PETAL(ローズペタル)」

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「バラの花びら」の名が付くとおり、折ってみたら佐藤ローズにぴったり。

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淡いピンクの優しい感じが、ガーデンローズの柔らかな雰囲気を、いっそう引き立てています。


さて、今日のトピックはこちら。

❶いただきものは「宝の山」
❷2列目は上向きに
❸ガクは渋めのカラーで


♦︎♦︎♦︎


❶いただきものは「宝の山」
この素材は、フォロワーさんから頂いたもの。

Twitterにて、とある作品の折り方について相談を受けたのがきっかけです。

その後、色々なやりとりを経て、その方が以前購入されたヴィヴァルディをお譲りいただくことになりました。


届いた小包を開封すると…
・ROSE RED(ローズレッド)
・CANARY YELLOW(カナリアイエロー)
・ROSE PETAL(ローズペタル)
・FUCHSIA(フクシア

どれも、素敵な色ばかり。すごい!
こんなに大層なものをいただいて良いものか…


また、ラメが散りばめられた上質な和紙も、大量に入っていました(実はこっちがメイン)。

佐藤ローズのリクエストも何個かいただいたので、心を込めてお返ししようと思います。


なお、「FUCHSIA(フクシア)」は、マゼンタのように鮮やかなピンク色です。
こちらも、近いうちに折ってお披露目したいと思います。


❷2列目は上向きに
今回は、花びらの仕上げを少しアレンジしてまました。

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外側から1列目・2列目を、上向きに曲げています。
S字にうねる前回と比べて、全体的にカーブがなだらかになりました。
(前回:2019/09/24)

masanii-origami.hatenablog.com


今回は淡いピンクなので、これくらい落ち着いた感じがちょうどいいかもしれませんね。


この「大人しさ」を出すためには、一度グリッと大胆に曲げてから戻すのがオススメ。
クセをつけておかないと、紙が元の形に戻ってしまうんですよね。

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この「戻らない程度に戻す」という作業は、結構大変です。
不自然にならないように、常に全体のバランスを見ながら仕上げましょう。


❸ガクは渋めのカラーで
このバラに合わせるガクの色は、渋めの黄緑を選びました。
スグリーン調のくすんだ感じが、淡いピンクとよく合うんです。

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ピンクの真下に少し地味な緑を置くことで、視線の落としどころになる気がします。

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原色同士でビビッドにするのもアリですが、やさしい色で統一すると、落ち着いた印象があって良いですね。
(例:2019/09/20)

masanii-origami.hatenablog.com


使ったのは、タントの緑。こちらの製品です。

組み合わせ次第で、ガラリと表情が変わる佐藤ローズ。
皆さんもぜひ、お気に入りのカラーを見つけてみてください。


♦︎♦︎♦︎


新色「ROSE PETAL」のガーデンローズ、いかがだったでしょうか。

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素材をご提供いただいた方には、改めて御礼申し上げます。

折り紙の発信を本格的に始めてから、こうした交流の機会をいただく事があり、嬉しい限りです。

繋いでくれた御縁を、これからも大切にしたいと思います。


なお、ラベルにもあるように、今回のヴィヴァルディは、同じものが国内で入手できます。

www.kaminoondo.co.jp


上記のサイトから買うことができるので、テキストと併せてチェックしてみてください。

 

「シンプルローズ用のガク」、まさにぃアレンジの全貌を一挙公開!

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今日は佐藤ローズの「ガク特集」でございます。


先日から量産している「ガーデンローズ」に付けるガクです。
作品名「シンプルローズ用のガク」の名の通り、どちらのバラにも使えます。


これを初めて折った際に、「ノリなしで付ける工夫」について少し触れました。
(2019/09/20)

masanii-origami.hatenablog.com


今日は、そのテクを徹底解剖。
たくさん写真を撮って、言葉を落とし込みました。
あくまでもテキストを捕捉するアレンジとして、参考にしていただければと思います。

慣れていない方は、まずはテキスト通りに作ってみてくださいね。


それでは、まいりましょう。

❶工程9を分解する
❷紙を破らないための工夫
❸花との接点を大改造


♦︎♦︎♦︎


❶工程9を分解する
テキスト「一枚の紙から作るバラの折り紙」の24ページ。
最後の「工程9」の形をご覧ください。
ここから、アレンジがスタートします。

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まず、下のカドを開きます。
(22.5°から45°になります)

サイドを引っ張りながら、上のカドを沈めるようにずらします。

ある程度まで開いたら、しっかり折り直します。
(オススメの角度は後述します)


これを10箇所やれば、第1段階はOK。
工程9の形を分解して、工程10-11の動作をスムーズにする感じです。

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テキストとは違い、フラットにはならないのでご注意ください。


❷紙を破らないための工夫
上記の作業が終わったら、開いていた下のカドを戻し、工程12を進めます。

テキスト通りにカドを中割り折りするのですが、ここでポイントが1つ。

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中心(ガクの根元)と紙のフチ(葉の根元)が接触していると、紙が破れやすくなります。

前述❶の開き具合は、ガクと葉がギリギリ離れる地点がベストです


これを5箇所やったあとは、テキスト通りに工程13-14を進めます。


これで、第2段階はOK!
テキストの形と似ていますが、紙の負荷が軽減されているはずです。


❸花との接点を大改造
さて、ここからが本流。
テキストの最後の形を改造します。

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上のカド10箇所をすべて中割り折りするのですが、
「葉の真上5箇所→残り5箇所」
という順番で折ると、均等に仕上がります。


10本の尖ったカドが出現するので、これをバラの裏側、☆のスキマに突っ込みます。
(写真を撮り忘れました🙏)


あとは、形を整えて完成です!
中割り折りが浮いて、葉が下を向きやすくなっているので、角度を調整しましょう。


♦︎♦︎♦︎


いかがだったでしょうか?
自分の頭の中を言語化して、写真に落とし込む作業は、やはり難しいですね。


思ったより難解な解説になってしまいましたが、「ガーデンローズ」をテキスト通りに折れる方なら大丈夫でしょう。

通常の折り方に慣れてきたら、ちょっと寄り道くらいの気持ちでチャレンジしてみてくださいね。


折れば折るほど、新しい発見がある佐藤ローズ。
今後も研究の日々が続きそうです。