お待ちかね、後半戦【組み立て編】でございます!
仕込んだ折り筋を使って、一気に立体化させてバラに仕上げます。
紙が劇的に変化する様子は、まさにクライマックス。
ここでも、佐藤さんから様々なアドバイスをくださったので、できる限りシェアさせていただきます。
まだ佐藤ローズ経験が浅い私ですが、お役立ていただければ幸いです。
テキスト「1枚の紙から作るバラの折り紙」と、前回の【仕込み編】も合わせてご覧くださいませ。
masanii-origami.hatenablog.com
❶収束は、ゆっくり・じっくり・正確に
❷テキストにない「底面」の折り方
❸花びらのバランスは「外側」に注目!
では、どうぞ。
♦︎♦︎♦︎
❶収束は、ゆっくり・じっくり・正確に
このシーンは、工程24・25の「収束」と、26〜29の「中割り折り」の2つに分けることができます。
私が佐藤さんから教わった時は、「収束」「中割り折り」を同時にやっていました。
やや複雑になりますが、一度ほどく必要がなく、紙を酷使しないのでオススメです。
5箇所のパーツは全て繋がっているので、一気にまとめるのは難しいですよね。
手は2本しかないので、2箇所(または3箇所)繋げたら、一度ほどいてOK。
「ちょっと折って、隣」を何回も繰り返しましょう。
せっかく折ったのに勿体ない、と思いますが、ここはぐっとガマンです!
《2019.07.15編集》
ここにあった写真は内容に誤りがあったため、削除いたしました。
ABCDEのうち、AB→AをほどいてBC→BをほどいてCD…という感じ。
これを何周も繰り返すうち、だんだん全体が丸みを帯びてきて、「シュッ」と一気にまとまります。
花の中心は、工程24の時点で、山折り線をゆる〜く曲線にしてあげると、ナチュラルに仕上がります。
収束させる前に整えておき、途中で形が崩れないよう、こまめにチェックしましょう。
余裕がある方は、裏側(内側)の中心付近も曲線にすると、よりキレイにまとまります。
(折り筋を間違えないよう、注意しましょう!)
❷テキストにない「底面」の折り方
工程33〜34、底を風車状に折っていくシーン。
ここでは、ポイントを2つ教わりました。
①折る角度
バラを逆さにして、外側からご覧ください。
右側は、右端ギリギリを基点に。
左側は、途中で折って「山型」にしているのがお分かりでしょうか?
5つの山を作るので、すべて折り終わった時には、底面はフラットでなく「ギザギザ」になります。
左右同じ長さの山になっているのがベストです。
こうする事で、「ガク」がバッチリはまるんだそうです。
私もまだ試したことがないので、今後やってみようと思います。
どなたか検証された方、いらっしゃったら教えてください^^
②折る強さ
ギザギザの右側、隣の花びらと重なるところ。
ここは、グリッとめり込むくらい、深く折ります。
こうしないと、花びら同士が浮いて、離れてしまうんだそうです。
コレが原因で広がり過ぎたバラを、佐藤さんは「扇風機」と呼んでいました。
(上手い表現ですね!)
SNSでも、ちらほら見かけるんだとか。
最後の仕上げで再度ギッチリ締め直すと、より広がりにくくなります。
❸花びらのバランスは「外側」に注目!
さて、いよいよ仕上げです!
佐藤さんから、こんなアドバイスをいただきました。
みんな、上の花びらをガバッとやりたがるんだよね。
でも、本物のバラは、一番外側の花びらが一番大きいので、隠れないように注意しましょう。
上から見えれば、バッチリです!
…確かに!
言われてみれば、その通りですね。
外から3番目の花びらは、ついハデに仕上げたくなりますが、控えめで大丈夫。
テキストの見本写真を見ても、かなり細いのが分かります。
先ほどの「扇風機対策」に加えて、花全体をキレイにまとめる工夫を、たくさん教えていただきました。
まだ私も上手にできていないので、早くモノにしたいです!
♦︎♦︎♦︎
まさにぃ・佐藤ローズ攻略への道。
【仕込み編】【組み立て編】の2回にわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。
佐藤ローズ歴もそんなに長くないのに、こんなにズケズケと書いていいものか…
という躊躇もありました。
言葉足らずなところもありますが、少しでも皆様のヒントになればと思い、精一杯の言葉にいたしました。
(できる限り言語化しようと頑張りましたが、全然足りません!)
この2回では書ききれないポイントもたくさんあるので、またの機会にお届けできればと思います。
さて、次はいよいよ、ヴィヴァルディの「真紅」を試してみようかな。
ガクも作りたいから、15cmタントも買わなくては。
皆さんの投稿も見て勉強しながら、私も頑張ります\(^o^)/
この記事をご覧になって「ためになった!」「今後も応援したい」と思った方は、ぜひページ下部から記事をご購入ください。
※任意のカンパという位置付けですので、内容の続きではありません
If there is a person who was impressed and can support my works, purchase the article from the form below.
※This means a voluntary donation, there is not a sequel.