今日は佐藤ローズの「ガク特集」でございます。
先日から量産している「ガーデンローズ」に付けるガクです。
作品名「シンプルローズ用のガク」の名の通り、どちらのバラにも使えます。
これを初めて折った際に、「ノリなしで付ける工夫」について少し触れました。
(2019/09/20)
masanii-origami.hatenablog.com
今日は、そのテクを徹底解剖。
たくさん写真を撮って、言葉を落とし込みました。
あくまでもテキストを捕捉するアレンジとして、参考にしていただければと思います。
慣れていない方は、まずはテキスト通りに作ってみてくださいね。
それでは、まいりましょう。
❶工程9を分解する
❷紙を破らないための工夫
❸花との接点を大改造
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❶工程9を分解する
テキスト「一枚の紙から作るバラの折り紙」の24ページ。
最後の「工程9」の形をご覧ください。
ここから、アレンジがスタートします。
まず、下のカドを開きます。
(22.5°から45°になります)
サイドを引っ張りながら、上のカドを沈めるようにずらします。
ある程度まで開いたら、しっかり折り直します。
(オススメの角度は後述します)
これを10箇所やれば、第1段階はOK。
工程9の形を分解して、工程10-11の動作をスムーズにする感じです。
テキストとは違い、フラットにはならないのでご注意ください。
❷紙を破らないための工夫
上記の作業が終わったら、開いていた下のカドを戻し、工程12を進めます。
テキスト通りにカドを中割り折りするのですが、ここでポイントが1つ。
中心(ガクの根元)と紙のフチ(葉の根元)が接触していると、紙が破れやすくなります。
前述❶の開き具合は、ガクと葉がギリギリ離れる地点がベストです。
これを5箇所やったあとは、テキスト通りに工程13-14を進めます。
これで、第2段階はOK!
テキストの形と似ていますが、紙の負荷が軽減されているはずです。
❸花との接点を大改造
さて、ここからが本流。
テキストの最後の形を改造します。
上のカド10箇所をすべて中割り折りするのですが、
「葉の真上5箇所→残り5箇所」
という順番で折ると、均等に仕上がります。
10本の尖ったカドが出現するので、これをバラの裏側、☆のスキマに突っ込みます。
(写真を撮り忘れました🙏)
あとは、形を整えて完成です!
中割り折りが浮いて、葉が下を向きやすくなっているので、角度を調整しましょう。
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いかがだったでしょうか?
自分の頭の中を言語化して、写真に落とし込む作業は、やはり難しいですね。
思ったより難解な解説になってしまいましたが、「ガーデンローズ」をテキスト通りに折れる方なら大丈夫でしょう。
通常の折り方に慣れてきたら、ちょっと寄り道くらいの気持ちでチャレンジしてみてくださいね。
折れば折るほど、新しい発見がある佐藤ローズ。
今後も研究の日々が続きそうです。