まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

折り紙ブローチでチーフいらず! 〜あじさい折り・花折りピラミッド〜

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あじさい折り「花折りピラミッド」をブローチに加工して、友人の結婚式に付けていきました。

使った素材は、「平等院鳳凰堂」の折り紙。
元のサイズは10cmです。
きらびやかな絵柄は、何を折っても綺麗に仕上がります。
少なくなってきたから、買い足そうかな…


さて。
折り紙のブローチは、過去に何回か紹介しているところですが、改めて解説していきましょう。
❶仕上げで変わる、2つのフォルム
あじさいブローチの作り方
❸接着は「紙と紙」で
❹生活を彩る、折り紙のススメ
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶仕上げで変わる、2つのフォルム
花折りピラミッドには、完成形に2つのパターンがあります。

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私がよく作るのは、紙の端まで折り続け、正方形に仕上げるもの。
(3月11日に紹介)

masanii-origami.hatenablog.com


紙の四隅をムダなく使い切れるので、とても気に入っています。


一方で、四隅を途中で折り返して、細部を整えるのが、今回のパターン。
カドが取れて、丸っこいフォルムなります。


どちらも、テキスト「あじさい折りおりがみ」に載っている方法です。

皆さんは、どちらがお好みでしょうか?


あじさいブローチの作り方
花折りピラミッドの「丸バージョン」は、カドの大部分が裏側に残るので、勿体ない気がしていたんですよね。


そこで思いついたのが、「のりしろ」として活用するアイディアです。


ご祝儀袋の熨斗(のし)が余ったので、「寿」の文字を残してカット。
それを、裏に回り込んだ4つのカドに接着します。

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ネクタイピンに引っかけるだけの、お手軽ブローチの完成です!


中心部分は浮いたままなので、ピンを通すのは簡単です。

もちろん、すぐに外せます。

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黒基調のスーツと、赤系のネクタイに合わせて、良い感じにコーディネートできたと思います。


❸接着は「紙と紙」で
ノリ付けする際は、なるべく異なる素材(金属やプラスチックなど)を避けるのがオススメです。


原理をうまく説明できないので、あくまでも経験則なのですが、「紙には紙」が一番しっくりくるんですよね。


安全ピンを付けた時には、強力なボンドや両面テープを駆使する必要がありました。


作品に穴を開ければ、ハリガネを通せるのですが、強度が落ちるし、何より作品を傷つけたくない。


今回のように「紙と紙」なら、普通のスティックのりで十分でした。


安い・早い・そして簡単。
三拍子揃ったおトクな方法です。

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皆さんは、どんな方法でアクセサリーを作っているのでしょうか?


❹生活を彩る、折り紙のススメ
いつもの生活に、折り紙をちょっと取り入れるだけで、とっても豊かな時間が過ごせます。


リビングや玄関、オフィスの窓口に置いたりするのも良いですが、工夫次第であらゆる使い方ができるんですよね。


ニスやレジンで固めれば、ピアスやネックレスに。


くす玉を、そのまま間接照明に使っている方もいます。


あじさい折りの作品を、透明なスマホケースに挟んでいる方もいらっしゃいました。


ひとたびSNSを覗けば、本当にたくさんのアイディアに出会えるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

なお、ニスの活用法については、昨年7月4日の記事で詳しく解説しています。

masanii-origami.hatenablog.com

♦︎♦︎♦︎


というわけで、今日は「花折りピラミッドのブローチ」の紹介でした。


ポケットチーフを紛失してから、もうすぐ一年になりますが…


あじさい折りブローチのウケがとても良いので、もうチーフ買わなくても良いかも?

月刊おりがみ「編み込み風リース」16カットバージョン! 〜まさにぃ先生のお手本〜

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図書館とのコラボ講座で作った、月刊おりがみ520号(2018年12月号)の「編み込み風リース」。

(前回の記事はこちら)

masanii-origami.hatenablog.com


今回は、まさにぃ先生のお手本です。
15cm×15cmを16等分、3.75cmで作りました!


講座では単色を使いましたが、私はキャンドゥの宇宙柄をチョイス。


16個のパーツを、グラデーションが一周するように工夫して配置しました。


ネーミングを妻と相談した結果…
「手のひらの銀河」に決定!

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さて。
前回のコラムは講座の様子がメインでしたので、今日は解説も交ぜながらお送りしましょう。
❶3.75cmのメリット
❷パーツが飛ぶ!!
❸編み物のように組む
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶3.75cmのメリット
私がこのサイズで折ろうと思ったのは、3つの理由があります。

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ひとつ。
折り紙1枚で完結すること。
(16等分×16枚)


ふたつ。
宇宙柄のグラデーションを試したかった。


みっつ。
小さいので、かさばらない。
(手帳にスッと入ります)


そして、おまけに…
講座にお手本として持って行ったら、「小さくてスゴイ!」と驚かれました。


決してドヤる目的ではなかったのですが…
頑張った作品に、みんなが目を輝かせてくれるのは、嬉しいものですね^^


❷パーツが飛ぶ!!
この作品、小さくなってもあまり難度は変わらないんです。


ひとつのパーツが11工程しかなく、一度覚えたらサクサク進めていけます。

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ただ、意外な苦戦ポイントがひとつ。
油断すると、パーツが行方不明になります


元の絵柄どおりに並べて撮影したかったのですが…


シャツの袖が当たってピョン。
手がすべってピョン。
鼻息でピョン。


ち、ちくしょう!
こいつめ、ナメとんのか!
俺は折り紙先生まさにぃだぞ!!


深夜のリビングでひとり、悪戦苦闘する私。
結局、作るより並べる撮る方が大変でした。


❸編み物のように組む
2つのパーツを重ねたら、「隣の隣」のスキマに先端を差し込んでいきます。


隣の隣、というのがミソです。
ABCのABを重ねて、Cに差し込む。
BCを重ねたまま、Dに差し込む。


こうして3つのパーツを絡み合わせることによって、ガッチリ組むことができます。


この作業が、なかなか面白いんですよね。
まるで編み物をしている感覚です。


頑張れば、紙のカット・パーツ16個・組み立てまで約1時間。


ユニット折り紙の中でも飽きにくい、そして見ごたえたっぷりのオススメ作品です。

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♦︎♦︎♦︎


というわけで、2回にわたり「編み込み風リース」をご紹介しました!

前回の「無地×4色」といい、今回の宇宙柄といい、本当に表情豊かな作品です。

皆さんも、ぜひ試してみてくださいね。

テキストは、「月刊おりがみ520号(2018年12月号)です。

キレイだから買って、そのまま放置している折り紙がある、そこのアナタ。

ご報告、お待ちしてますよ\(^o^)/

 

【折り紙講座レポ】図書館コラボ企画。月刊おりがみ520号(2018年12月号)「編み込み風リース」にチャレンジ!

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昨日は、図書館とのコラボ講座をやらせていただきました。


折り紙好きの図書館長さんからのオファーで実現した企画。
昨年の夏に引き続き、2度目の開催になります。
(昨年7月26日〜31日にレポしています)

折り紙教室レポ in 図書館 - まさにぃの折り紙コラム
折り紙2枚で、楽しさ2倍! 〜複合折り紙のススメ〜 - まさにぃの折り紙コラム
小さいお子さんにはコレ!折り紙デビューに最適な「おすましネコちゃん」 - まさにぃの折り紙コラム
1枚・5工程でこのクオリティ! 折り紙のソフトクリームはいかが。 - まさにぃの折り紙コラム
折り紙プレイヤー・たいせいくん。ヤバイ作品の数々に衝撃! - まさにぃの折り紙コラム
ポップでかわいい!ちなちゃんの「折り紙本棚」 - まさにぃの折り紙コラム

 

今回のタイトルは…

おりがみお兄さんと館長のおりがみ教室(続)
〜ちょっと大人向け〜


いつものフリーダムな形式ではなく、一斉スタートで1つの作品に取り組んでもらいました!


作ったのは、「編み込み風リース」
月刊おりがみ520号(2018年12月号)の作品です。

 

早速、当日の様子をレポートしていきます!
❶直前の作品変更
❷ひたすら反復!
❸色とりどりのリングが完成
❹とっても嬉しい出来事
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶直前の作品変更
この日は当初、別の題材をやる予定でした。

517号(2018年9月号)の「鶴の小物入れ」です。
(3月17日に紹介)

masanii-origami.hatenablog.com


しかし、初心者の方がいらしたので、ちょっと考え直すことにしました。


アレは全体的に折りやすいのですが、紙を引っ張りながら立体的につぶすシーンがあるんですよね。


「編み込み風リース」は、同じパーツを16個作るので、いい反復練習になります。

立体的なシーンもありますが、1点モノの「鶴の小物入れ」より工程数が少ないので、ハードルが低そうです。


というわけで、開始30分前に作戦変更。
保険のつもりでコピーしておいた、今回の題材を使うことにしました。


❷ひたすら反復!
15cm×15cmの折り紙を4枚用意して、それぞれを1/4カット。

7.5cm×7.5cmを16枚そろえたら、パーツを作り始めます。

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最初は手こずっていた皆さんも、3個・4個・5個…と作るうちに、慣れてきた様子。

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「ここまでたくさん作ると、イヤでも覚えてくるね」と苦笑いが聞こえてきました。


それですよ、それ!
狙いどおりの反応に、思わずニヤリとしてしまいました。


❸色とりどりのリングが完成
終盤になると、完成した方がちらほら。

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パステルカラーで優しい印象にしたり、原色同士でビビッドに仕上げたり。


元々この作品が載っているのは12月号なので、「緑・黄緑」を使ったクリスマスリースがお手本なのですが…

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配色によって、こんなに表情が変わるんですね!

皆さんの自由なアイディアに、私も良い刺激をもらいました。


❹とっても嬉しい出来事
2時間の講座が終了し、片付けを始めた時のこと。


「先生の折った作品だけでも見たい!」といって、1組の親子がいらっしゃいました。

昨年5月に科学館で講座をやったのですが、それに参加してくれたんだそうです。


さらに、「ブログ読んでます」とのこと。


マジすか!!

嬉しすぎてハジけそうです。


当然、片付けは中断。
出でよ、まさにぃ渾身の力作たちッ!


しまいかけていたデモ作品の数々を見せてあげたら、すごく喜んでくれました。

私のことを覚えてくれて、こうして再びお会いできたこと。本当に光栄に思います。


♦︎♦︎♦︎


この日は途中参加も含め、20名の方にご参加いただきました。
お越しいただいた方、ありがとうございました。


黙々と一人でやるのも良いですが、こうして大人数でやるのも楽しいですね。


今年度の一般向け講習は、今回でおしまい。
たくさんの方にご参加いただき、本当に感謝です。

来年度も、よろしくお願いいたします\(^o^)/

 

折り紙をカッターナイフで「折る」。こだわりの使い方を伝授!

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今日は、私がよく使う「小道具」をご紹介。


それは…カッターナイフです!
紙をカットするのはもちろん、「折る」のにも活躍しています。


愛用しているのが、これ!
通称「ほねカッター」です。
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高校の修学旅行の時に、沖縄・美ら海水族館で買いました。
12年モノですが、まだまだ現役。


紙が切れちゃうんじゃないの?
ケガしないの?
という心配もあるでしょうが、正しく使えば大丈夫。


小松英夫さんのパピヨンと一緒に、詳しく解説していきましょう。
❶ポイントは「薬指」
❷当てる→押し付ける→かぶせる
❸安全第一
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶ポイントは「薬指」
うまく刃先を使うには、持ち方が肝心です。
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親指・人差し指・中指の3本でしっかり持ったら、薬指に刃先を当てます。


そして、薬指と刃先で、作品を挟み込むんです。

カッターの刃先と指で、作品が持ち上がるくらい強く挟めればOK。


私はこの形が一番しっくり来ますが、感覚は人それぞれ。
あくまでも参考程度に考えて、ご自身のベストな持ち方を研究してみてくださいね。


❷当てる→押し付ける→かぶせる
具体的な手順を、3段階で解説いたします。
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①折りたい線に沿って、刃先を当てる
刃を逆さにして、刃の正面を紙に当てます。


②押し付ける
指にめり込ませるように、ギュッと押し付けると、V字に折れてくれます。


③かぶせる
ある程度折り線がついたら、そのままパタンとたたみます。
私は刃先でやっちゃいますが、指でやってもOKです。


こんな感じです。
カッターの刃の断面は90°に尖っているので、カドをうまく押し当てることができれば、まっすぐ綺麗に折ることができます。


【追記】
コレは「パピヨン」の工程100なのですが…
ひとつ前の工程99で、折る方向を間違えてますね。大変失礼いたしました。


❸安全第一
怪我しないために、刃をむやみに動かさないように。

なかなか折り筋がつかないからと言って、刃をスライドさせるのはNGです。


「押し付ける〜緩める」の動作を繰り返して、少しずつ繊維をほぐしていきましょう。


それと、私はよく刃を出しっぱなしにしてしまうのですが、何度かヒヤッとする瞬間がありました。


お子さんが触れたら大変です。
少し面倒かもしれませんが、こまめにしまって安全に使いましょう。


♦︎♦︎♦︎


というわけで、今日は作品の解説というより、小道具の紹介でございました。


爪楊枝をよく賞賛する私ですが、カッターくんもなかなかの優等生です。


特殊な道具ではなく、普通に手に入るのが良いですよね。


皆さんも、ちょっと手こずってしまった時は、周辺を見渡してみましょう。
意外なアイテムが大活躍するかもしれませんよ。


身近な道具をサッと使って、気軽に楽しめたらいいですね。

 

<テキスト紹介>

山口真「端正な折り紙」

パピヨン」の出典はこちら。中~上級者向けのテキストです。

「至高のおりがみ」はキツいけど、複雑系を折りたい!という方にオススメの一冊です。

絵柄が引き立つ、2つの器。 〜月刊おりがみ517号(2018年9月号)「鶴の小物入れ」〜

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久しぶりに、月刊おりがみの作品をご紹介。

517号(2018年9月号)より、「鶴の小物入れ」です。

作者は青柳祥子さん。


同じ折り方で2パターンの器ができる、素敵なデザインです。


さて。

今回は、マジメな解説記事でございます。

❶お好みはどっち?

❷すぐに作れるシンプルさ

❸講習のネタにいただきます

では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶お好みはどっち?

最後の工程で中心をポキッと折ると、器が左右に分かれます。

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平らにすると、一つの大きな器になります。

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たくさん物が入るのは、こちらの方です。


使った絵柄は、セリアの「ピンキーワルツ」。

前者は内側、後者は外側に絵柄が来るように仕上げるのがオススメです。


絵柄が見える面積も広いので、キャラクターなどのイラストもつぶれません。

色々な素材を試してみましょう。


❷すぐに作れるシンプルさ

完成品からは分かりづらいのですが、「かざぐるま」を変形させたシンプルな構造です。


工程数は25と多くないので、慣れた方ならサクッと作れると思います。


工程15のカドをつぶす所だけは、ちょっと難しいかもしれません。

途中写真もあるので、ゆっくり慎重に。


私見ですが、工程10は折らなくても支障はありません。

折り筋を減らして綺麗に仕上げたい方は、省略しても大丈夫でしょう。


❸講習のネタにいただきます

「月刊おりがみ」には、毎月2つ、折り図のコピーがOKな作品が載っています。


折紙講師のサイン入り、二次利用をしないことが条件。

この作品も、そのうちの1つです。

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来週、久しぶりに一般向けの講習をやることになったので、ネタとして活用させていただきます。


他にも何個かネタを調達すべく、バックナンバーを探索中です。


良いものが見つかったら、改めて紹介しますね^^


♦︎♦︎♦︎


というわけで、今日は久しぶりに真面目な記事でございました。

 

妄想トークでハメを外すのも良いですが、たまにはこうした話題もいいですよね。


メリハリのある内容を、今後もお楽しみいただければ嬉しいです。

 

<テキスト紹介>

月刊おりがみ517号(2018年9月号)

今回の作品の出典はこちら。

この号のテーマは「乗り物」。

過去にも当コラムで紹介した「バイク」や「ミニカー」など、ユニークな作品が並ぶ一冊です。

 

【至高のおりがみ】ポメラニアン、まさにぃ的カラーチョイス(&衝撃の表情)

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たまには季節感を出すのもいいな、ということで。


昨日のホワイトデーに買った、マカロンの箱とともにお送りいたします。


折ったのは、勝田恭平さんの「ポメラニアン」。
「至高のおりがみ」の中でも大好きな作品です。

珠玉の作品が並ぶ中で、特にポメちゃんは何度折っても飽きる気がしません。


さて。
今日は「色」についてのお話と…
最後はおかしな方向に行ってしまいました。
❶折るなら「寒色系」がオススメ
❷コワすぎる完成間近
❸恐怖のマキャヴィティ
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶折るなら「寒色系」がオススメ
黒・赤・青など、今まで5〜6個折ってみて、1番しっくり来たのは「青系」でした。


最初に試したのは黒色。
(2月6日)

masanii-origami.hatenablog.com


黒色が裏面まで透けて、全体的に少しだけ黒っぽくなりました。
(それでも十分かわいいです)


赤色も同様、全体が赤っぽくなります。
「小動物らしい」言えるかもしれませんが、ちょっと落ち着かない印象です。
ウサギみたいですね。
なお、赤色はウインクバージョンにしました。
(3月5日の記事)

masanii-origami.hatenablog.com


青色は生き物らしくないかな…と思いましたが、意外にも相性が良かったです。
やってみるもんですね^^
原色でも、淡い色でも大丈夫です。


個人の見解だし、紙質によっても助け方は異なると思いますが、参考になれば嬉しいです。

次は緑系でやってみようかな〜。


❷コワすぎる完成間近
完成間際、ちょうど工程118あたりに差し掛かった時のこと。


ふと全体像を見ると…
デカイ顔、浮いたおめめが何度もブキミ。
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ヒイッ!
こ…怖すぎるッ!!


浮遊している感じが、これまた非現実的な生物を連想させます。
夜中に出てきたら、子供がチビりそうです。


❸恐怖のマキャヴィティ
さらに、もう少し下から見上げてみると…


いかにもワルそうに高笑いするポメちゃんの姿が。
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これは…これは…

劇団四季「キャッツ」のマキャヴィティじゃないか!
ちょうど2週間前に観たばっかりだ。


雷鳴とともに色んな所から出てきて、悪事の限りを尽くす。
マキャヴィティのイメージにピッタリだ。
(あれ猫だけど)


マキャーヴィティーマキャーヴィティー
あくーまのーマキャヴィティ

はんーざいーげんーばにーは
Macavity is not there!!!!!


高笑いする姿は、まさにマキャヴィティ。
略してマサヴィティ。


♦︎♦︎♦︎


マサーヴィティーマサーヴィティー
おりーがみーマサヴィティ


ということで。
来週からまさにぃは、マサヴィティに改名します。


嘘です。


ふと思った。
コレ作者の勝田さんに怒られやしないか。


しかしまぁ…
作り途中の様子が見られるのも、貴重な機会ということで。


それと、写真の撮り方を間違えると、かわいいポメちゃんが大変なことになるんだぜ!

 

これが…

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こんな風に!!!

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というアドバイス(?)も込めて、今回のコラムをお開きといたします。

今日もお読みいただき、ありがとうございました(^o^)

 

おまけ。

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折り鶴が16羽!? 小3男子・たけるくんの創作折り紙をご紹介!

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再びたけるくん(小3)の「連鶴」をご紹介。


4羽が4組・16羽の折り鶴が並ぶ姿は、「紫陽花(あじさい)」と名付けられました。


今回は、デザインを自分で考えたそうです!


テキスト「秘伝千羽鶴折形」にも載っていない形なので、胸を張って「創作」と言えるのではないでしょうか。


アップにして見ても、ちゃんと繋がっているのが分かります。
(セロテープがついているのは、安全に持ち帰るためだそうです)


さて、今日はこんな感じ!
たけるくんの成長
❷色々ある「連鶴」のパターン
❸まさにぃの子供時代

では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


たけるくんの成長
たけるくん前回、ホイル紙で4連の鶴を作ってくれました。
(3月3日の記事)

masanii-origami.hatenablog.com


今回の数は、その4倍。
メキメキと実力を伸ばしていますね!


破らずに完成させるのは、難度が10倍くらい上がる気がします。


図工の先生が折り紙好きで、連鶴を紹介してくれたんだそうです。

学校の先生も一緒にエンジョイしてくれるのは、とってもいい環境ですね。


❷色々ある「連鶴」のパターン
せっかくなので、「秘伝千羽鶴折形」に載っている約50の作品から、今回の「紫陽花」に似た作品をご紹介しましょう。


大きなツルの四隅に、小さなツルが1羽ずつ。
計5羽が集まった形は「葭原雀(よしわらのすずめ)」です。


たけるくんも「次はコレ!」と意気込んでいた気がしますが…


明らかに、今回の「紫陽花」の方が難しいですよね。飛び級ですね^^


もう一つご紹介。
3×3=9羽のツルを作り、頭・羽・尾をすべて繋げた状態は、「青海波(せいがいは)」と呼ばれています。

×××
×××
×××
こんな感じ。


繋げ方を少し変えるだけでも、名称が変わる事があります。


他にもたくさんのパターンがあり、それぞれに名前の由来や物語があります。
ぜひ、お気に入りを探してみてくださいね。


❸まさにぃの子供時代
たけるくんのことを書いていたら、何だか懐かしくなったので、私も当時を思い出してみました。


私が彼と同じ3年生の頃は、2つ上の兄が折る「とんび」を再現しようと、必死で真似ていました。


5年生くらいになると、「月刊おりがみ」のチャレンジコーナーに没頭していた気がします。


前にもお話ししたかもしれませんが…
中学生の頃は、配られたプリントを片っ端から正方形にカットしていました。


ある日、社会の時間に「ゴジラ」を折っていた時のこと。


完成間際に、先生と目が合う。
そのままツカツカと歩いてきて…


やべっ、ついに怒られる!
と思ったら。


「良くできてるじゃないの」


こういう温かい(?)環境があったからこそ、今の私があるのかもしれませんね。
小島先生、元気かなぁ。


♦︎♦︎♦︎


今日もお読みいただき、ありがとうございました。


たけるくんに素敵な連鶴を、ここまで見せられると、私もやりたくなっちゃいますね。


「妙妙」「稲妻」「蟻の塔」など、名前だけでも魅力的。


どんな形をしているのか、想像してみてください。
いつか、当コラムでもご紹介します。
お楽しみに\(^o^)/

 

<テキスト紹介>

「秘伝千羽鶴折形」

文中で紹介したテキストです。50以上の連鶴が、様々なエピソードとともに紹介されています。

Amazonで買うより、こちらのほうが安いです

origaminoa.cart.fc2.com