まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

超フリーダムな折り紙講座の一幕。

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この日の定期講座は、小学校の学童クラブの方が参加してくださり、いつになく賑やかでした。

先週末のおまつりで展示した折り紙を見て、興味を持ってくれたんだそうです。
(2020/02/17)

masanii-origami.hatenablog.com

 

何年か前に、この学童クラブで出張講座をしたことがあるのですが、当時のことも覚えていてくださいました。

嬉しいですね。


そんなわけで、今日は、賑やかでフリーダムな1日の様子をお届けいたします。


☘今日のトピック☘

❶キッズたちの作品集
❷タケルくん、佐藤ローズに手を出す
❸はぁちゃんは仕込みの勉強


♦︎♦︎♦︎


❶キッズたちの作品集
学童のお子さん3人と、2人のスタッフさんが折ってくれた作品を一挙にご紹介。

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一番人気だったのが「かぶと」

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15cm・24cm・35cmの3サイズで量産していました。

おりがみ4か国語テキスト100」があって良かったです。

折り紙夢WORLDの「桜一輪」は、オリンピックを意識して5色バージョンに。

何だか色が微妙に違う気がしますが…

楽しそうだったので、細かいことは気にしない。


小1男子が1人で奮闘していたのが、有澤悠河さんの「モモンガ」

「おりがみ王子の カワイイ!けれど難しすぎるおりがみ」という名の通り、羊の皮をかぶった狼のような本なのですが…

難しいところは私がサポートして、何とか完成させることができました。
ちょこんと書かれたおめめが、とってもカワイイですね。

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❷タケルくん、佐藤ローズに手を出す
一方で、常連メンバーのたけるくん。
この日は、「四角のシンプルローズ」に挑戦していました。

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四角形から作れる佐藤ローズで、2冊目の「美しいバラの折り紙」に載っている作品です。

 

彼は最近になって川崎ローズを覚えたばかり。
「らせんの線」の概念や、独特の仕込みに苦戦していましが、お父様と協力の末に無事完成。

気がつくと、作ったバラは綺麗な箱に収まっていました。

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さりげなく、バラの入ったギフトボックスをこしらえる小4男子。
学校の女子たちに知れ渡ったら、大変なことになりそうです。


❸はぁちゃんは仕込みの勉強
久しぶりに参加してくれた、社会人1年目のはぁちゃん。
シンプルローズを覚えて以来、佐藤ローズへの関心を高めてくれたようで、嬉しい限りです。
(2019/12/03)

masanii-origami.hatenablog.com

 

彼女は近いうち、ヴィヴァルディの購入を考えているそうで。
この日は予習として、原寸大からのカットをやってみる事にしました。

 

49.5cm×64.5cmの長方形から、24.75cm≒25cmの正方形を4つ作るという、この素材を扱うにあたり欠かせない作業です。

私の作業風景を参考にしたい、というリクエストがあったので、まずは私がやっている一連の動作をリアルタイムで収録。
(なかなか、恥ずかしいものですね…)


その後、もう一枚のLILAC(ライラック)を使って単独チャレンジしてもらいました。

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手こずっていたようですが、大きな紙を扱うのは慣れも必要です。

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やった数だけスピードも早くなるので、安心してくださいね。


♦︎♦︎♦︎


色んな人が色んなことを、気の向くままにやっている定期講座の一幕でございました。

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テーマや時間をキッチリ決める講座もいいですが、私はこうしたフリーダムな時間をとても大切にしています。
なぜなら、私がずっと折り紙を続けられたのも、フリーダムな環境があったから。
(教えてくれる人もいなかったんですけどね…)


もちろん飽きて他の趣味に心変わりしてもいいし、パタっと来なくなっても構いません。
別に折り紙がライフワークにならなくても、先の長い人生の選択肢の一つを提供できるだけでも十分と思っています。
そんな中で、折り紙を本当に好きになり、続けてくれる人がいたら、こんなに嬉しいことはありません。
これからも初心を忘れず、私もフリーダムに楽しんでいきたいと思います。