まさにぃの折り紙コラム

折紙講師まさにぃのブログ。

春にピッタリのユニット折り紙「桜玉」。 〜川崎敏和氏「折り紙夢WORLD」〜

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だんだん温かくなり、少しずつ春の足音がしてきましたね。

私の家の近所では、きれいなピンク色の河津桜が空を彩っています。


さて、最近は外出もはばかられるイヤな雰囲気ですが、こういう時こそ折り紙やりましょう。

(CAFE RICCOの「佐藤バラ園」は、3/8まで開催中です!)


さて、今日は久しぶりにユニット折り紙をご紹介。

「折り紙夢WORLD」より「桜玉」です。

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30枚の長方形を組んで作る、桜のくす玉。

吊るしても置いても綺麗な、卒業・入学シーズンにもピッタリな作品です。


☘今日のトピック☘

❶用紙の寸法について
❷あえて接着するならココ
❸マーブルカラーで大人っぽく


♦︎♦︎♦︎


❶用紙の寸法について
この作品は、ひとつのパーツが長方形からできています。

テキストが推奨する寸法は「5:3」なのですが、今回は「4:3」でカットしています。

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その理由は、測る必要がないから。

4等分のラインの片方を切るだけで、簡単にできるんです。

あとは、それを縦横に2等分(4カット)すれはOK。

5:3カットをやるには、2.5cmを定規で測るか、ルート分割法や漸近法でアプローチする必要があるんですよね。

 

4:3だと花びらが少し短くなり、組むときにちょっと窮屈ですが…

まぁ、何とかなります。

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なお、この場合は一枚の正方形から4個のパーツができるので、30個作るのに必要な紙は8枚です。

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余った細長い切れ端は、何かに有効活用できそう。

3.75cmの正方形が32個できるから、別のユニット作品でも作ろうかなぁ。


❷あえて接着するならココ
「桜玉」は、それぞれのパーツがバッチリ固定されて、多少引っ張ったくらいでは離れません。

高いところから落とすと、バウンドするくらい丈夫です。

設計上は接着ナシでも組めるのですが、結構難しいです。

今回はサイズが小さいという事情もあり、ノリに頼ることにしました。

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まず、隣り合う花びらの同士。

そのままだと、少し浮いてしまう事があります。

それから、差し込む先端は、組んでいくとなかなか入れるのが難しくなります。

そのまま裏側にベタッと付けてしまっても、見た目に影響はありません。

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エラそうに解説しておきながら、何度か組み方を間違えて、ベリッと剥がして付け直したのは、ここだけの話。

これ、結構難しいですよねぇ…


❸マーブルカラーで大人っぽく

今回使った紙は、セリアの「マーブル」。

大理石のような、淡い模様が特徴です。

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この素材はとても使い勝手がよく、色々な作品に合います。

バリエーションは今回の赤系と、モノトーン・オフホワイト・そして青系。

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過去に折った作品がありますので、この場を借りて紹介いたします。


■斜め折り四段ピラミッド

規則的な折り方を繰り返す、あじさい折りの作品。
前回のコラムでも作ったものです。
(2020/02/29)
折り紙らしくないのが良い。 〜あじさい折り「斜め折り四段ピラミッド」〜 - まさにぃの折り紙コラム
大理石のような、ソリッドな質感がたまりません。
(2019/04/10)
https://masanii-origami.hatenablog.com/entry/2019/04/10/225507

 

■Revealed Flower

開閉式の珍しい多面体。
ポコッと飛び出すハート柄がアクセントです。
(2019/03/29)
https://masanii-origami.hatenablog.com/entry/2019/03/29/214534

 

コガネムシ

同じ素材の背景に、バッチリ擬態しています。
マーブルならではの、昆虫らしさが出ていますね。
実は、あの佐藤直幹さんが、月刊おりがみ105号(1984年5月号)にて発表したものです。
(2018/11/12)
https://masanii-origami.hatenablog.com/entry/2018/11/12/230339

 

一例ではありますが、上記のように色々なバリエーションを楽しむことができます。

ナチュラルカラーは、やはり使いやすいですね。

100均で見かけた際は、要チェックのアタリ素材です。


♦︎♦︎♦︎


「桜玉」は、私にとって思い出深い作品です。

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テキストを買ってもらったのは、小学生の頃。

中3の頃に「ひとり卒業制作」と称して、桜玉の発展形「おたくさ」を作っていました。

(先生、授業中にすいませんでした)

大学の研究室で、夜な夜な作ったのもいい思い出です。

(当時の写真がmixiから発掘されました!)

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今では、市内の図書館のスタッフの方々が気に入ってくれて、何人の方がマスターしてくらました。

定期講座では、右半身のリハビリで折り紙を始めたTさんが、これを完成させるまで上手になりました。
(2020/02/17)
https://masanii-origami.hatenablog.com/entry/2020/02/17/215033

 

大好きな作品が時を超えて広がっていくのは、「折り紙をやっていて良かった」思える瞬間の一つです。
コラムをお読みの皆さんも、ぜひ一度お試しください。