妻が、行きつけのお店でイベントのチラシを数枚もらってきました。
コロナの影響で中止になってしまい、チラシは全て廃棄するんだとか。
妻経由で私の活動を知っていた店主さんが、「コレで何か折ってほしい」と。
なるほど、そういう事ですか。
オーケーです。折りましょう!
ということで作ったのが、折り紙夢WORLDの「桜玉」でございます。
☘️今日のトピック☘️
❶A4から5:3をカットする
❷「葉桜玉」の完成
❸オリガミストのご厚意
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❶A4から5:3をカットする
テキストが推奨する紙の寸法は3:5。
A4の用紙は21cm×29.7cmです。
比率が違うので、どちらかの辺を少しカットする必要があります。
今回は、切り出したいパーツの枚数ごとに、カットすべき寸法をまとめてみました。
■8枚切り出す場合
①長辺(29.7cmの方)を4.5cmカット
→25.2cm×21cm(6:5)
②長辺を4等分、短辺を2等分
→6.3cm×10.5cm(3:5)が8個できる
(必要な紙は4枚)
■4枚切り出す場合
①短編(21cmの方)を3.18cmカット
→17.82cm×29.7cm(3:5)
②長辺・短辺どちらも2等分
→8.91cm×14.85cm(3:5)が4個できる
(必要な紙は8枚)
■2枚切り出す場合
①長辺(29.7cmの方)を4.5cmカット
→25.2cm×21cm(6:5)
②長辺を2等分
→12.6cm×21cm(3:5)が2個できる
(必要な紙は15枚)
■1枚切り出す場合
①短編(21cmの方)を3.18cmカット
→17.82cm×29.7cm(3:5)が1個できる
(必要な紙は30枚)
今回は、「8枚切りパターン」を採用し、小ぶりな桜玉を作りました。
もちろんA4に限らず、A3やB5などのサイズでも、同様のパターンでいけます。
具体的な寸法は…電卓を叩いて算出してみましょう!
❷「葉桜玉」の完成
チラシで作った桜玉は、いつものピンクとは一味違います。
淡い緑や水色などのナチュラルカラーが混ざった様子は、まるで葉桜のようです。
満開の桜も素晴らしいですが、個人的にはその後の、新芽が顔を出した感じが好きなんですよね。
セリアの「マーブル」で青い桜を作った時のように、ひとつの作品で色々なカラーを試せるのも、折り紙の醍醐味です。
(2020/03/04)
masanii-origami.hatenablog.com
今の季節はもちろん、初夏のあたりまで飾れそうな、グリーン基調の桜玉になりました。
❸オリガミストのご厚意
学校がなくなったり、施設が閉館になってしまったり。
春なのに、何だかイヤ〜なご時世ですね。
そんな中、SNSで折り紙が今まで以上に盛り上がっているのをご存知でしょうか?
Twitterでは、名だたる折紙作家の方々が、折り図を大公開してくださっています。
お子さんと一緒に作れるカワイイ系から、大人も眉をひそめる高難度の作品まで。
私のアカウントでツイートしまくっているので、良かったら覗いてみてください。
もちろん、Instagramも見逃せません。
佐藤ローズの作者・佐藤直幹さんも、新作のバラを次々と公開されています。
ご本人がリアルタイムで作った写真解説は、とても分かりやすいです。
私が以前ご紹介した「Origami」も、その一つ。
(2020/03/16)
masanii-origami.hatenablog.com
もちろん自分で折らなくても、タイムラインに漂う美しい作品たちを眺めるだけで、時を忘れてしまいます。
楽しみにしていた予定がパーになり、落ち込んでいる方。
ゲーム三昧なお子様にお悩みの親御さん。
これを機に、折り紙の新しい世界へ、足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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というわけで、今日は「破棄するチラシで作った『葉桜玉』」をお送りいたしました。
捨てられていくチラシたちも、中止になってしまったイベントも、これで少しでも報われれば嬉しいです。
皆さんの周りでも、こういうチラシありませんか?
何も考えずに縛って捨てる前に、ちょっと見てみてください。
意外にキレイな「掘り出し物」に出会えるかもしれませんよ。