前回ご紹介した、布施知子さんの「組み合わせ六角箱」。
「底の部分は、5mmカットした紙を使うと良い」という話をいたしました。
今日は、「使う枚数」について掘り下げてみましょう。
❶「組み合わせ六角箱」のおさらい
❷2枚・1枚で作るには
❸1枚折りの応用例「ナットとボルト」
では、どうぞ。
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❶「組み合わせ六角箱」のおさらい
まず、前回(1月7日)の作品を振り返ってみましょう。
masanii-origami.hatenablog.com
使うのは、フタと底、それぞれ折り紙を3枚。
正方形を3等分したら、60°構造を作って、箱状に組み立てていきます。
それぞれ1列分を重ね合わせれば、六角形のできあがり。
詳しい作り方は、布施知子さんの著書「ユニット折り紙でつくる おしゃれな小物たち」に掲載されています。
❷2枚・1枚で作るには
六角箱は、紙の枚数を変えても作れます。
要は、接続部分(のりしろ)があれば良いんです。
2枚で作る場合は、最初に4等分すればOK。
それぞれ1列分を差し込めば、ちょうど六角形になります。
ネットでは、こちらの方がポピュラーかもしれませんね。
1枚で作る場合は、8等分しましょう。
7等分でも良いのですが、分割が面倒なので、8等分して2列分を差し込むのがオススメです。
両側をねじれば、かわいいプチギフトのできあがり。
結婚式のお見送りで、似たようなものを貰ったことがあります。
ビーズを入れれば、シャカシャカおもちゃにもなります。
(潰れやすいので、厚紙で作りましょう)
❸1枚折りの応用例「ナットとボルト」
ここで、ユニークな作品をご紹介。
イギリスの折り紙作家・デビッド・ブリル氏の「ナットとボルト」です。
8等分までは一緒ですが、ねじり方を工夫して、ネジ部とネジ山をデザインしています。
ボルトはちゃんと螺旋になっていて、ナットをクルクルとはめ込むこともできます。
難度がやや高いですが、めちゃめちゃ面白い作品です。
「端正な折り紙」という最近の本に掲載されているので、ぜひチャレンジしてみてください。
私のコラムでは、7月10日に紹介しています。
masanii-origami.hatenablog.com
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というわけで、今日は「六角箱」の応用でございました!
布施知子さんの書籍をご紹介しましたが、ひとたびネットで検索すると、様々なバリエーションを見つけることができます。
実用性も高いので、プレゼントにも最適です。
バレンタインや卒業シーズンの贈り物に、いかがでしょうか?