まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

まさにぃ・佐藤ローズ攻略への道【組み立て編】

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お待ちかね、後半戦【組み立て編】でございます!

仕込んだ折り筋を使って、一気に立体化させてバラに仕上げます。

紙が劇的に変化する様子は、まさにクライマックス。


ここでも、佐藤さんから様々なアドバイスをくださったので、できる限りシェアさせていただきます

まだ佐藤ローズ経験が浅い私ですが、お役立ていただければ幸いです。


テキスト「1枚の紙から作るバラの折り紙」と、前回の【仕込み編】も合わせてご覧くださいませ。

masanii-origami.hatenablog.com

 

❶収束は、ゆっくり・じっくり・正確に
❷テキストにない「底面」の折り方
❸花びらのバランスは「外側」に注目!
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶収束は、ゆっくり・じっくり・正確に
このシーンは、工程24・25の「収束」と、26〜29の「中割り折り」の2つに分けることができます。

私が佐藤さんから教わった時は、「収束」「中割り折り」を同時にやっていました。

やや複雑になりますが、一度ほどく必要がなく、紙を酷使しないのでオススメです。

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5箇所のパーツは全て繋がっているので、一気にまとめるのは難しいですよね。

手は2本しかないので、2箇所(または3箇所)繋げたら、一度ほどいてOK。
「ちょっと折って、隣」を何回も繰り返しましょう。
せっかく折ったのに勿体ない、と思いますが、ここはぐっとガマンです!

 

《2019.07.15編集》
ここにあった写真は内容に誤りがあったため、削除いたしました。


ABCDEのうち、AB→AをほどいてBC→BをほどいてCD…という感じ。
これを何周も繰り返すうち、だんだん全体が丸みを帯びてきて、「シュッ」と一気にまとまります。


花の中心は、工程24の時点で、山折り線をゆる〜く曲線にしてあげると、ナチュラルに仕上がります。
収束させる前に整えておき、途中で形が崩れないよう、こまめにチェックしましょう。

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余裕がある方は、裏側(内側)の中心付近も曲線にすると、よりキレイにまとまります。

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(折り筋を間違えないよう、注意しましょう!)


❷テキストにない「底面」の折り方
工程33〜34、底を風車状に折っていくシーン。
ここでは、ポイントを2つ教わりました。


①折る角度
バラを逆さにして、外側からご覧ください。

右側は、右端ギリギリを基点に。
左側は、途中で折って「山型」にしているのがお分かりでしょうか?

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5つの山を作るので、すべて折り終わった時には、底面はフラットでなく「ギザギザ」になります。
左右同じ長さの山になっているのがベストです。

こうする事で、「ガク」がバッチリはまるんだそうです。
私もまだ試したことがないので、今後やってみようと思います。
どなたか検証された方、いらっしゃったら教えてください^^


②折る強さ
ギザギザの右側、隣の花びらと重なるところ。
ここは、グリッとめり込むくらい、深く折ります。

こうしないと、花びら同士が浮いて、離れてしまうんだそうです。

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コレが原因で広がり過ぎたバラを、佐藤さんは「扇風機」と呼んでいました。
(上手い表現ですね!)
SNSでも、ちらほら見かけるんだとか。


最後の仕上げで再度ギッチリ締め直すと、より広がりにくくなります。

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❸花びらのバランスは「外側」に注目!
さて、いよいよ仕上げです!
佐藤さんから、こんなアドバイスをいただきました。


みんな、上の花びらをガバッとやりたがるんだよね。
でも、本物のバラは、一番外側の花びらが一番大きいので、隠れないように注意しましょう。
上から見えれば、バッチリです!


…確かに!
言われてみれば、その通りですね。

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外から3番目の花びらは、ついハデに仕上げたくなりますが、控えめで大丈夫。

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テキストの見本写真を見ても、かなり細いのが分かります。


先ほどの「扇風機対策」に加えて、花全体をキレイにまとめる工夫を、たくさん教えていただきました。

まだ私も上手にできていないので、早くモノにしたいです!


♦︎♦︎♦︎


まさにぃ・佐藤ローズ攻略への道。
【仕込み編】【組み立て編】の2回にわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。


佐藤ローズ歴もそんなに長くないのに、こんなにズケズケと書いていいものか…
という躊躇もありました。


言葉足らずなところもありますが、少しでも皆様のヒントになればと思い、精一杯の言葉にいたしました。

(できる限り言語化しようと頑張りましたが、全然足りません!)


この2回では書ききれないポイントもたくさんあるので、またの機会にお届けできればと思います。


さて、次はいよいよ、ヴィヴァルディの「真紅」を試してみようかな。
ガクも作りたいから、15cmタントも買わなくては。
皆さんの投稿も見て勉強しながら、私も頑張ります\(^o^)/

 

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まさにぃ・佐藤ローズ攻略への道【仕込み編】

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佐藤ローズの考案者・佐藤直幹さんと一緒にハイブリッドティーローズを折ってから、もうすぐ1週間。
(2019.07.09の記事)

masanii-origami.hatenablog.com


およそ2時間の間に、本当にたくさんのアドバイスをいただきました。
佐藤さん、ありがとうございました。


少しずつではありますが、教わったポイントを言葉にしていこうと思います。

まだ上手くできないところはありますが、私自身、おさらいの意味も込めて。


テキスト「1枚の紙から作るバラの折り紙」を見ながらお読みいただければ幸いです。

 

今日は、第1弾【仕込み編】をお送りいたします。

❶折り筋は「弱め」がよし
❷工程8の「理想形」
❸最重要は「バランス」
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶折り筋は「弱め」がよし
折り筋は強すぎると、ふんわり仕上がらないそうです。


強くプレスしないと紙が一体にならず、曲線が出にくいと思っていたので、これは盲点でした。

私の川崎ローズがカクカクしてしまうのは、仕込みが強すぎたのかもしれませんね。


弱過ぎると目印にならないので、折りやすさ(組み立てやすさ)とのバランスが重要になりそうです。


私はまだ、試行錯誤の真っ最中。
開拓のしがいがあります!


❷工程8の「理想形」
仕込みの中盤・工程8について、テキストにないアドバイスをいただきました。


ポイントは3つ。
こちらの写真をご覧ください。

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①フチと折り線を平行に

こちらは、テキストの工程7にも出ていますね。
折っているうちに、気がつくと歪んでいることがあります。
こまめにチェックしながら、ゆっくり進めていきましょう。


②フチはギリギリまで折らない

ここは、花びらの外側になるパーツ。
紙に負担がかかるので、少し余裕を持って折るといいそうです。

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(折り手にしか見えないレベルでOK)


③左側のカド

綺麗に作れると、フチからほんの少し上にハミ出ます。
先程の②の幅が大きいと出なくなりますが、極端に歪んでない限り、5箇所とも同じなら大丈夫。


今のところ、以上3つでございます。
すべてを満たす形は、一発ではなかなか決まりません。

微調整しすぎて、折り線がたくさんつかないように注意しましょう。
(私は、よくやってしまうんですよねぇ…)


❸最重要は「バランス」
佐藤さん曰く、一番大切なのは、
「5箇所すべて、完全に同じように折れていること」。

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5箇所それぞれ、まったく同じ仕込みをするのは、意外と難しいです。

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どこか1箇所でもズレていると、組み立てる際に「あれっ?」となるんですよね。
(「あじさい折り」でも、よくありますよね)


「平行線、ズレてますよ」
私の甘いところを見抜いては、何回も指摘してくださる佐藤さん。


「本来なら、誰が何回やっても、同じ作品ができます」


折り紙界の重鎮からのこの言葉、身が引き締まる思いです。


♦︎♦︎♦︎


佐藤ローズ【仕込み編】、いかがだったでしょうか?
佐藤さんからいただいたアドバイスに、私の言葉を混ぜてお送りいたしました。


ここからはいよいよ【組み立て編】。
しっかり解説できるように、頑張って作ります!


あっそうだ
佐藤さん、こんな事も言っていました。


折り紙って普通、四角形でしょ?
だから、4回折って満足しちゃうんだよね。
最後の5つ目を忘れないようにね。


だそうです。


ですよね!
忘れちゃいますよね!!
私だけじゃなくて良かった\(^o^)/

 

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【まさにぃin Paris】帰国後に、折ったものを振り返る。

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まさにぃin Paris・最終章。

昨日帰国したのですが、締めくくりにフランス国内で折ったものをお届け。


前回までの3回分も合わせて、お読みいただければ幸いです。

masanii-origami.hatenablog.com

masanii-origami.hatenablog.com

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❶まさかの早折りパフォーマンス
❷メトロぴょんぴょんがえる
❸機内で「佐藤ローズ」のおさらい
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶まさかの早折りパフォーマンス
仕事で、イベント(サイン会)の列の整理をしていた時のこと。
待っている人がヒマそうだったので…


私「折り紙やっていいですか?」
上司「いいよ」
私「いいんですか?」


ということで。
急遽、並んでいる人に折り紙をプレゼントすることに。

ゲストがファンサービスは、1人あたり1〜2分。

その間、片っ端から折りまくります。


折り鶴、飾り鶴、はばたく鶴、風船、シャツ、インコ、あじさい折り…

思いつく限りの作品を、折りまくります。

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まるで、蕎麦屋の麺打ち(ガラス張りのやつ)のようです。


そのうち、お客さんから「バラ折れますか?」というリクエストが。


バラっすか?
今っすか?


チラッ(あと3人…)

折れますとも!
うおりゃあぁぁぁー!!
川崎ローズどやあぁぁぁ!!


折れました。


結局、一人もこぼすことなく、全員に何かしらの作品をプレゼントすることができました。
(すんげー疲れたけど)

トータルで何個作ったか分かりませんが、50くらいでしょうか?


「裏表あじさい・一輪」を秒速で折れるようになっなのは、自分でもびっくり。
やってみるもんですね。

折り紙を仕事に活かすことができ、お客さんにも喜んでもらえて、嬉しかったです\(^o^)/


❷メトロぴょんぴょんがえる
地下鉄のチケットで「ぴょんぴょんがえる」を作れますよ!


現地のスタッフの方(ハーフ)が教えてくれました。
小さい頃に、よく作ったんだそうです。

早速、私もやってみました。

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ぴょんぴょんがえるは通常、正方形を半分に折って、2枚重ねで作ります。

チケットの縦横比がほぼ1:2だったので、そのまま作ることができました。

日本の切符より厚いので、折るのが大変でしたが、何とかなるものですね。


「バチーン!」という音とともにテーブルの向こう側まで飛んでいく、非常に俊敏なカエルができました。


❸機内で「佐藤ローズ」のおさらい
帰りのフライトは、疲れてほとんど寝ていたのですが…


何か1つくらい作ろうかな。
と思って、佐藤さんから直接教わった「ハイブリッドティーローズ」をおさらいしました。

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使ったのはもちろん、フランス・キャンソン社製の「ヴィヴァルディ」。
先日の余りを、五角形のまま分けてもらったものです。

前評判どおりのネバリ強さで、ガシガシやっても破れる気がしません。

と、調子に乗っていたら、花びらが少しだけ破れました( ̄▽ ̄)


花の中心もうまく広がらないし、やっぱりまだまだ修業が足りないようです。
もっと上手く折れるよう、頑張ります!


♦︎♦︎♦︎


というわけで【まさにぃin Paris】、4回にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。

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コレだけ見ると、折り紙しにフランスに行ったようですが…


昼間は、ちゃんと仕事してましたよ!
(早折りパフォーマンスは、一応仕事です)


さて、明日から通常の仕事に戻るわけですが、コラムも変わらずやっていこうと思います。


佐藤ローズをちゃんと解説できるように、たくさん折りたいな〜


と、思ったら。
帰宅してすぐ、出発直前に仕上げた「T-REX2015」の姿が。
あ、アナタも早く2個目を作らなきゃね…

 

<テキスト紹介>

川崎敏和「折り紙夢WORLD」

川崎ローズの出典はこちら。慣れれば10分かからずに作れます!

おりがみ4か国語テキスト100

日本折紙協会認定のテキスト。ぴょんぴょんがえるの他、だれもが知ってるポピュラー作品が満載です。

あじさい折りおりがみ

今回の旅でも大活躍、あじさい折りのバイブル。
15cmで折れる作品も多いので、ぜひお試しあれ!

バラの折り紙 1枚の紙から作る

最後はやっぱり「佐藤ローズ」。
ハイブリッドティーローズの前に、基礎的な五角形のバラから練習しましょう。

【まさにぃin Paris】佐藤直幹さんと「佐藤ローズ」を折りました!

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パリからお届け、まさにぃでございます。

この日は1日お休みをいただき、フランス在住の、ある方に会ってきました。


そう。
その方とは…


佐藤ローズの考案者・佐藤直幹さんです!!


お会いできるだけでも光栄なのに、私が滞在するモンパルナスまで、迎えに来てくださいました。


さて。
どうしてこんな事になったのか。
経緯も含めて、この日のことをお話しいたします。
Twitterで繋がった縁
❷至福の個人レッスン
❸ヴィヴァルディを大人買い
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


Twitterで繋がった縁
昨年の秋。
佐藤さんがTwitterで公開していた「カラス」を折った時のことです。
(2018.10.19の記事)

masanii-origami.hatenablog.com


記事を読んだ佐藤さんがコメントをくれて、その時使ったセリアの「Starry Sky」をお譲りすることになりました。


折り紙をフランスへ発送した、数日後。
お礼として、佐藤さん自作のバラ「ロゼット咲きのオールドローズ」が届きました。

(その日は偶然、私の誕生日でした!)

今でも、家宝として大切に飾っています。
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そして、先月。
私のフランス出張で、1日休みがもらえる事が発覚。
佐藤さんに「お会いできませんか?」とダメ元でDMを送ったら、まさかのOKをもらえました。


ほ、ほんとに会ってくれるとは…
喜びと緊張に震えながら、ついにこの日を迎えたのでした。


❷至福の個人レッスン
食事をしながら少しお話ししてバイバイ、かと思いきや。


「紙を持ってきたので、一緒にやりましょう」


え?
ほんまに?
佐藤さんと佐藤ローズ折れるの??


ということで。
パリ・モンパルナスのカフェ(言ってみたかっただけ)にて、バラの個人レッスンをしていただきました。

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教わったのは「ハイブリッドティーローズ」。

折る強さから整形のコツまで、細かいところまで丁寧に教えてくださいました。

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1個目は一緒に、2個目は私一人でのチャレンジ。

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もちろん佐藤さんには及びませんが、初めてにしては、それなりに形にする事ができました。


まさか、こんな日が来るなんて…!
生きてて良かった。まじで。


いただいたアドバイスの数々は、まさに目から鱗

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ぜひ今後のコラムで、皆様にシェアしたいと思います。

日本に帰ったら、たくさん作って上達しようっと\(^o^)/


❸ヴィヴァルディを大人買い
夢のような個人レッスンのあとは、佐藤さんから驚くべき一言が。


「私がよく紙を買う場所があるので、一緒に行きましょう」


え?
いいんですか!!!!
何だ、この盆と正月が一緒に来たような展開は!


カフェを後にした私たちは、地下鉄に乗って素材屋さんへ。

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お目当ては、フランス・キャンソン社製の「ヴィヴァルディ」です。

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独自の粘りと、日本にはない鮮やかな発色が、バラにピッタリの素材。

日本では、名古屋にある「紙の温度」でしか取り扱っていないそうです。
※通販はあります

 

まずは希少な「真紅」を大人買い
ネイビー、水色、黄色、紫…
それから、黒いバラも人気が高いということで…

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まさにぃの物欲が止まりません。


最後に、絨毯のような「起毛紙」
箱の内装などに使われる素材で、折りづらいけれど、仕上がりはとても綺麗とのことです。


ヴィヴァルディと起毛髪、トータルで何枚買ったんだろう…

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1枚の値段はそんなに高くないけれど、まったく覚えていません。

カードの請求額は…まぁ、何とかなるでしょう!


フランスに行ってフランス製の紙を買い付けるという、とっても貴重な経験をさせていただき、大満足の1日でした。

 

<2019.7.10追記>

後日「紙の温度」のサイトを調べましたが、たぶんコレです。
(私は買ったことがないので、ご自身の責任でお買い求めください)

www.kaminoondo.co.jp


♦︎♦︎♦︎


これらの出来事はすべて夢で、目が覚めたら日本のスタバで居眠りしていました。

というオチを疑ってしまうくらい、最高の時間を過ごさせていただきました。


お時間を作ってお越しいただいた佐藤さん。

本当に、ありがとうございました!

 

【まさにぃin Paris】やっぱり飛行機でも折り紙三昧。

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パリ・モンパルナスに滞在中のまさにぃでございます。
(前回の記事はこちら)

masanii-origami.hatenablog.com


今日は、行きのフライトの模様をお届け。


約12時間、座りっぱなしでやることと言えば…

はい、やっぱり折り紙です。

映画にも音楽にも手を出さず、食事と睡眠以外の時間はずっとやっていました。


本日は、そんな機内の様子と、現地での一コマをお届け。
❶フライト中に作ったもの
❷珍しくウケた
❸地下鉄での出来事
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶フライト中に作ったもの
さすがに大きな折り紙を広げるわけにはいかないので、15cmで作れるものをチョイス。


◯飾り鶴(JALバージョン)
コーヒーと添えられた紙が正方形だったので、迷わずトライ。
JALのロゴが羽に出るように工夫しました。

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あじさい折り・基本形E×4個
こちらは、現地でお会いするスタッフへのおみやげ。
ダイソー和柄が大活躍です!

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◯ばらづる2.5
♨️Abraham♨️さんの創作。

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元ネタは、4月22日に紹介しています。

masanii-origami.hatenablog.com


裏側がちょっと破れてしまいましたが、表面は何とかキレイに仕上がりました。


❷珍しくウケた
いつも電車の中で寂しくパキパキやっているので、今回も黙々と折っていたのですが…


あじさい折り・基本形E」が、客室乗務員の方に大ウケでした。


「すごいですね」
「一枚ですか?」
こついうリアクションは、いつ聞いても照れくさいです。


狙った訳ではないのですが、やっぱり自分の特技を褒められるのは、嬉しいものです^^

結局、3人くらいの方に声をかけられて、たいへんご満悦なフライトでございました。


2年前、エミレーツ航空の機内で「I want!! I want!! 」と食いついてきた乗務員(ナズリー)が懐かしいです。

(4月28日に詳しく書いています)

masanii-origami.hatenablog.com

 

JALの乗務員の方々は、ニヤニヤしながら作品をせびったり、iPhoneで自撮りしたりせず、笑顔で仕事に戻っていきました。


❸地下鉄での出来事
話は変わって、パリ市内の地下鉄に乗った時のおはなし。


ボックスシートに座る際、トランクの置き場に困っていたら、隣のおじいさんが、荷物を寄せるの手伝ってくれました。


お礼を伝えたら、彼は「快適に過ごすといいよ」とニッコリ。


「スリが多い」と聞いて警戒していたのですが、紳士なおじいさんのお陰で、一気に和みました。


お礼に、何個か作っておいた「裏表あじさい・一輪」をプレゼント。

サッと作れる作品は、こういうときに役立ちますね。

とても喜んでくれて、こちらも嬉しい気持ちになりました。


♦︎♦︎♦︎


というわけで、【まさにぃin Paris】第2弾。
お付き合いいただきありがとうございました。

仕事の出張なので、中々のハードスケジュールなのですが、何とか生きております。

 

スキマ時間をうまく使って、少しずつ更新していこうと思います。

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次回の更新も、お楽しみに^^

 

【まさにぃin Paris】T-REX2015、仕上げ完了のご報告。

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タイトルの通り、フランス・パリからお届けしております。
仕事で大きなイベントに参加するため、1週間の滞在です。


日本は早朝ですが、パリは夜。
やっとホテルに帰ってきたので、更新ができました!
(時差の関係で、写真の日付がずれているかもしれません)


ということで、今回から
【まさにぃin Paris】シリーズ!

第一弾は、前回のコラムの続きをお送りいたします。


❶前回おさらいから
❷やっぱり電車内
❸仕上げ前・後の比較
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶前回おさらいから
全159の工程を終え、仕上げが中途半端なままだった「T-REX2015」。
(7月1日の記事)

masanii-origami.hatenablog.com


朝活を頑張ったのに、「歯グキ3本分」しか進まず、日曜日のまとまった時間で一気に終わらせたまま、週が明けてしまいました。


あのあと、ヒダにノリを入れたり、細部を折り直したりして、形を整えました。
(その時の様子は後述します)

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やっぱり「歯」ががいいですねぇ。
歯までデザインされた恐竜は、本当に珍しいです。
ここにも川畑氏の変態っぷりが発揮されています。たまりません。

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チャレンジ1発目なので完璧とはいきませんが、一応これで今回は「完成」といたします。

もう1個くらい、作れたらいいな。


❷やっぱり電車内
パリに行く前に、何としても仕上げたい!
でも、荷造りも全然してないし、前日の夜も遅くなるし…

となると、やっぱり外でやるしかありません。


6月29日の記事で、デリケートな作品の途中保管は「空間」がいいという話をいたしました。

masanii-origami.hatenablog.com


家にある空き箱をあさっていたら、ジャストサイズを発見!
コージーコーナー、ますます好きになりました。

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これを通勤カバンに突っ込んで、帰りの電車で一気に仕上げる作戦です。


私が通勤している電車は、お金を払うとテーブル付きの指定席に乗れるので、コレを仕上げるためだけに予約しました。


駅弁を広げるかのごとく、コージーコーナーの箱から恐竜を取り出します。
30にもなって、何やってるんだ俺。


そして予想どおり、誰も見向きもしませんでした。
スゲーかわいい女の子だったら、ナンパされるのでしょう。
しかし、リア友の方はお察しでしょうが、私の人相と体つきでは、フランクに話しかけてくる人は皆無です。
(おかげてキャッチも寄って来ません)


そのおかげで(?)、電車を降りる前に仕上げが終わりました\(^o^)/


❸仕上げ前・後の比較
「Before」「after」を写真で比べてみましょう。
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ほぼ全てのパーツに手を入れたのですが、主なポイントは3つあります。


①首の角度
仕上げ前は上を向いていましたが、団折り部分をガッツリ接着することで、しっかり前を向いてくれるようになりました。


②歯
そのままでも迫力があって良かったのですが、ヒダの間にノリを入れて、歯と歯の間をピッタリ閉じました。
アゴが妙に浮いていたのが、スッキリ首のラインまで収まっています。


③手の根元
構造上どうしても開いてしまうので、ここもノリ付け。
見本写真を見ると、ココを処理することで、手が長く見えるのでしょうか。
最後まで、キレイな形にできなかったので、次回の課題です。


ということで、やった内容はほとんどノリ入れです。

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なお、ヒダの内側などの細部は爪楊枝を使っています。

細かいところを折るだけでなく、仕上げにも使えるので、重宝しています。

皆さんも、台所の爪楊枝を、ぜひ折り紙にご活用ください。


♦︎♦︎♦︎


はい。
【まさにぃin Paris】と言いながら、日本国内の話じゃねぇか!


とツッコミが入るのは覚悟の上です。
だって、報告する時間なかったんだもん。


今回の旅はもちろん仕事最優先なのですが、トランクには35cmの折り紙、手荷物には15cmの折り紙を詰めています。

どこまで配信できるか分かりませんが、寝る前などのスキマ時間にやれたらいいな。


それでは、またお会いしましょう^^

 

<テキスト紹介>

川畑文昭折り紙作品集

www.origamihouse.jp

今回の作品「T-REX2015」の出典はこちら。

 

<素材紹介>

創作おりがみ35.0

今回使った素材です。複雑系に最適な35cmサイズ。

「T-REX2015」途中報告。 〜完成間近でタイムアウト〜

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1週間ほど前から、「T-REX2015ティラノサウルス)」を作り始めました。


テキストは「川畑文昭折り紙作品集」。
「ステゴサウルス」や「亀」など、変態揃い(褒めてます)の難読書です。

masanii-origami.hatenablog.com

masanii-origami.hatenablog.com


使用サイズは35cm。

さすがにコレは電車内でやるわけにはいきません。
かといって家でやる時間もなかなか取れないので、全く手がつけられませんでした。


何とか形になってきた昨日。
完成はしていませんが、正面からの良いショットが撮れました。

今日は中間報告でございます。


❶15分の朝活→挫折
❷一気に完成まで走り切る
❸仕上げはさすがに無理だった
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶15分の朝活→挫折
夜に折れないなら、朝だ!
ということで。

家を出る前のスキマ時間に、少しずつ作ることにしました。


さて。
出勤前の15分で、どれだけ進んだかというと…


歯グキ3本分。

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_人人人人人人人人_
> 歯グキ3本分 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


歯のベースとなる折り筋を仕込んだだけで、あえなく時間切れ。

歯は全部で12本。終わる気がしません。


朝にめっぽう弱い私が、頑張って15分早く起きたのに、容赦なく突きつけられる現実。


歯どころか、歯グキすら終わらないなんて…


報われない、終わらない。

かっぱえびせん!!!


❷一気に完成まで走り切る
折り紙を折らずに心が折れたまさにぃは、1日目(月曜)にしてアッサリ朝活を放棄。


それから、鬼のように忙しい平日が続き…
原型のないまま「歯グキ」だけ仕込まれたティラノくんは、約1週間放置されることに。

日曜日になって、やっと作業をする時間が持てました。


はじめに予想した通り、びっしり並んだ12本の歯が最難関ポイント。

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何とか失敗せずに乗り切れたものの、最後まで構造を完全に理解できませんでした。

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しかし、体は全体的にアッサリ。
ちょっとトリッキーな所はありましたが、一気に終わらせることができました!
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❸仕上げはさすがに無理だった
今回は、159の工程をすべて終えたところで時間切れ。

折り紙は、このあとの「仕上げ」が大事なんです。


体を立体的にしたり、頭を丸くしたり…
手足をキュッと細くして、スタイリッシュに。
2本の足で、しっかり自立するようにもしたいですね。


作品に命を吹き込む作業は、パパッと済ますわけにはいきません。

工程を終えた作品にじっくり向き合うため、仕上げは一旦おあずけ。


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ということで、今日はここまで。
「T-REX2015」の完成品は、近いうちにお披露目いたします。
頑張ってカッコ良く仕上げますので、お楽しみに!


気力が残っていれば(←ここ大事)、ステゴサウルスと同じ絵柄でもう1つ作りたいと思っています。


それにしても…
たくさんの素晴らしい作品を日々アップしている皆さんは、時間をどうやって捻出しているのでしょうか?

いい時間の使い方や、工夫していることがあれば、ぜひ教えてください^^