まさにぃの折り紙コラム

折紙講師まさにぃのブログ。

【至高のおりがみ】極細らせんがえげつない! 〜長山海澄さんの「カメレオン」に挑戦〜

f:id:masanii_origami:20181230235659j:image

書店で手に入るテキストの中でも、"最高難度"とも噂される「新世代 至高のおりがみ」。


チャレンジ第3弾は、長山海澄さんの「カメレオン」です!

f:id:masanii_origami:20181231000402j:image


第1弾「クリスマスツルー」→12月25日

masanii-origami.hatenablog.com


第2弾「箱ティッシュ」→12月26日

masanii-origami.hatenablog.com


カメレオンは、以前に長山さんのTwitterで見たことがあり、ドン引き(畏怖の念を込めて)した記憶があります。


しかし先日、フォロワーさんから「次はカメレオンで」とのリクエストが。


うお、マジか。
ついに私もコッチの領域に足を踏み入れるのか…


お父さん、お母さん、ボク行くよ!!


ということで、玉砕覚悟でカメレオンに挑んでいくのでした。
❶コピー用紙、無残に散る
❷ミイラくんからの教訓
❸「眼」はノリ付けもアリ?
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶コピー用紙、無残に散る
手元に推奨サイズの35cmがなかったので、まずはA3のコピー用紙(29.7cm)で試作することに。


一回り小さいので不安でしたが、何とか進めていけました。


これなら、本命のキャンドゥ26cmでもイケそうです。
 
しかし。
やはりネックは「眼」でした。


1mm幅で平行に走る、大量の山折り線。
その対角線上に谷折り線をつけ、螺旋状に曲げていきます。


ダメだ。
細かすぎて、折れねぇ!!


結局、初チャレンジは、ミイラのように干からびた無残な姿になってしまいました。
f:id:masanii_origami:20181231000026j:imagef:id:masanii_origami:20181231000034j:image


く、くそう!
次こそ、綺麗に仕上げて見せよう!!


❷ミイラくんからの教訓
緑色のものは、実は3作目。

f:id:masanii_origami:20181231000459j:image
2回の試作と本番、3回の挑戦から得られたポイントを、私なりに解説いたします。


①工程29は要注意
ここの折り筋を間違えると、致命傷になります。


2作目はホイル紙で作り始めたのですが、ココがずれていたため、盛大に失敗しました。


目印が見づらいですが、慎重に折りましょう。


②プレスは最初から強めに。
同じ折り筋を何度も使うことはないので、ギチギチに折って良いかと思います。


私は休憩がてら、大量の本の下敷きにしてペタンコにしました。


③closed sinkは躊躇なく
沈め折り(closed sink)が頻繁に出てきますが、思い切ってボキボキ沈めて大丈夫。


内側がシワになっても、表には見えません。
後からキコキコと伸ばせばいいので、大胆にグシャッとやっちゃいましょう。


❸「眼」はノリ付けもアリ?

f:id:masanii_origami:20181231000258j:image

最大の難所である「眼」は、紙が2〜4枚重なったまま折っていきます。


ここで、紙が浮くとアウト。
めちゃめちゃ細く折るので、上下の紙が少しでもズレると、次に進めなくなります。


紙をピッタリさせるために、私はノリ付けしちゃいました。
少し固くなりますが、あとはパワープレー。
紙が浮くよりは、折りやすくなりました。


ただし、ノリを根元まで付けてしまうと、最後の「口」が開かなくので要注意です。
(私は、4本目の線あたりで接着をやめました)


また、外側のフチは接着せずに残しておかないと、工程146の「細くめくる」ができません。


しかし私の場合、折りが甘かったのか、はたまた物理的な限界なのか、紙がズレて白い線が露出してしまいました。
なので、工程146はスキップすることに。


でもまぁ、何とか完成まで漕ぎ着けたので、良しとしましょう!


♦︎♦︎♦︎


というわけで、至高のおりがみ「カメレオン」のレポートでございました!


さすがに、キャンドゥの教育折り紙ではコレが限界でしょうか…


皆さんは、35cmや50cmの紙はどこで調達しているのでしょう?


普通のお店で手に入るカラーの折り紙は、18cm・24cm・26cmくらいしか見当たらないんですよねぇ。


オススメのお店やサイトがあったら、ぜひ教えてください(^o^)

 

<テキスト紹介>

山口真「新世代 至高のおりがみ」

今回の「カメレオン」をはじめ、前回の「箱ティッシュ」、前々回の「クリスマスツルー」も、こちらのテキストに載っています。

現代の折り紙界を牽引する作家さんの逸品を、惜しげなく掲載。

発売前から予約が殺到し、今月出たばかりなのに重版が決まったそうです。

一般書籍最高難度との呼び声高い本書、ぜひその目でお確かめください!