まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

【至高のおりがみ】折り紙の常識をブチ壊す「箱ティッシュ」を折ってみた

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先日届いたばかりの「至高のおりがみ」。

作品第2弾は、谷田尚之さんの「箱ティッシュです。

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「紙で紙を折る」という、折り紙の常識をブチ壊すアイディア。

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ここまできたら、もう何でもアリな気がします。


昨日の「クリスマスツルー」といい、最近の折り紙作品のユニークさには驚くばかりです。

masanii-origami.hatenablog.com


複雑系を極めた人は、一周回ってこういう路線に進んでいくのでしょうか。
やっぱり、折り紙ってすげぇなぁ…


というわけで、早速レポート!
❶昼休みの激戦
❷見た目以上にエグい
❸予定外の再チャレンジ
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶昼休みの激戦
すでに昨日の夜、布団の中で、「明日は昼休みに箱ティッシュを折る!」と決めていました。


そして、本日の12:00。
お弁当をモリモリ食べながら、イヤホンで外界を完全シャットアウト。


黙々と折り紙に没頭する私を、同僚たちは生暖かい目で見ていたはず。


みんな私の本気度を察してくれたのか、今日はいつにも増してそっとしておいてくれました。


❷見た目以上にエグい
工程数は76。
「クリスマスツルー」より短いですが、個人的にはそれより大変でした。


立体的な折り方が、なかなか難解です。
途中でやむなく戻って折り直すことも。


そして終盤、箱を組み立てていく場面。


「手前の1枚を透視する」


は?
透視!?
なんてアクロバティックな表現…


言っていることは折り図を見れば分かるのですが…


指が入らねぇ!
てか、透視できても、指は透けねぇ!


爪楊枝で何とかカドを押し込み、紙が開かないようにロックします。


理論上はノリなしで留まるのですが、どうしても少し浮いてしまうので、所々を接着しました。


見た目と、保存のしやすさ重視ということで。良しとしましょう。


❸予定外の再チャレンジ
昼休みに全エネルギーを費やし、血眼になって完成させた第1作。


「もう折りたくない」と思っていたのですが…


帰宅すると、2つ目を折りたい気持ちがムラムラ。


ダメだまさにぃ!
読みかけの本があるじゃないか!
あれだけ苦労したのに!
一度手を付けたら後悔するぞ!


結局、欲望のおもむくままに、大好きな黒色を引っ張り出していたのでした。


本当はセリアの綺麗な絵柄を試してみたかったのですが、15cm×15cmはさすがに断念。
1作目と同じ、24cm×24cmで再チャレンジしました。


テキストでは、ティッシュ部分をクシャッとするは最後なのですが、箱が型崩れするのがイヤだったので、あらかじめ蛇腹を仕込んでおきました。


改めて見ると、24cm×24cmでもかなり小さくなるんですねぇ。

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無理して15cm×15cmでチャレンジしなくてよかったです。


♦︎♦︎♦︎


はい、というわけで、「至高のおりがみ」第2弾は「箱ティッシュ」でございました!


やはり、同じものを2つ作ると、綺麗に折れますね。
最初に苦戦したところが、サラリと折れたりします。


テキストの冒頭にもあるように、やはり何回かチャレンジして洗練していくのがいいですね。


なお、「試作することの大切さ」については、7月23日にパピヨンを折った際にコラムを書いています。

masanii-origami.hatenablog.com


良かったら、後ほどチェックしてみてくださいね。