まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

「月刊おりがみ」最近の3作品をご紹介!

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今日は久しぶりに、月刊おりがみの作品をご紹介。


作ってくれたのは、よく定期講座に来てくれている、大学4年生のはぁちゃんです。


卒業前の貴重な時間に、こうして折り紙を楽しんでくれるのは、嬉しい限りです。


それでは、一つ一つ紹介してみましょう。


❶522号(2019年2月号)「グリュックスシュバイン」
❷521号(2019年1月号)「ぶた」
❸522号(2019年2月号)「HARLEQUIN'S HEART」
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶522号(2019年2月号)「グリュックスシュバイン」
ドイツ語で「幸運のブタ(Lucky pig)という意味。

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日本ではあまり文化がありませんが、ブタは世界的に「富と繁栄の象徴」とされているそうです。


ドイツではクリスマスが終わると、ブタの置物の背中にコインを挟み、新年の幸運を祈るんだとか。
(次のページに「コイン」の折り方も載っていました)


単色で折ってもかわいいですが、隣のレース柄のものも素敵ですね。


しっかり自立するので、メモ立てとしても使えそうです。


❷521号(2019年1月号)「ぶた」
亥年に便乗して、1月号に紛れていました。
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ぶたは伝承作品にもありますが、背中がパックリ割れないように、紙を差し込む工夫がされています。


あえて背中を割れたままにする「グリュックスシュバイン」と対照的ですね。


ノリ付けしなくても形がきれいに仕上がるデザインは、気持ちが良いです^^


また、耳や体の細部もデザインされているので、より動物らしく仕上がっています。


工程数は32。そんなに難しくないので、「伝承作品ではちょっと物足りないな」と思った方は、チャレンジしてみてください。


❸522号(2019年2月号)「HARLEQUIN'S HEART」
先ほど紹介した「グリュックスシュバイン」と同じテキストの作品。
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(写真左上)


裏側をうまく使った、2色のハートです。
色のチョイスがレトロで良いですね。


色分けの方法は、とっても簡単。
「ざぶとん基本形」の片方を裏向きに折るだけです。


コレを応用すると、折り鶴を「紅白のツル」に仕上げることもできます。


少し小さくなりますが、色んな作品に使えるので、覚えておくと便利ですよ。


♦︎♦︎♦︎


というわけで、久しぶりの月刊おりがみの作品紹介でございました。


最近は「至高のおりがみ」などの複雑系作品に浮気して、最新号が届いてもパラパラめくるだけになっていました。


まだまだ未確認の作品も、たくさんあるはず!
素敵な作品と出会えたら、改めて紹介させていただきますね。

 

<テキスト紹介>

今回の作品たちの出典、月刊おりがみ522号・521号をどうぞ。


余談ですが…

「グリュックスシュバイン」と検索したら、広島のソーセージ工房が1番にヒットしました。

www.gluecksschwein86.com

食べちゃうのかよ!