まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

折り紙は、小説のようなもの。「短期集中」・「少しずつ」あなたはどっち?

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あじさい折り・斜め折り四段ピラミッド」
今までに折ったものを並べてみました。


4色のホイル紙で折りましたが、どれも違ったおもむきがありますね。同じ題材なのに、印象がガラリと変わります。


さて。
先日のライブ配信では、「仕込み」「組み立て①」「組み立て②」の3回に分けて作っていきました。


通常、ピラミッドを解説ナシで折った場合は、約1時間(仕込み30分+組み立て30分)で完成します。


皆さんが折り紙をやる際は、集中して一気に仕上げますか?
それとも、時間をかけて少しずつ?


ということで、今日のコラムでございます。


❶スタートダッシュが肝心の、短期集中型。
❷ちびちび派のカギは「やる気スイッチ」。
❸題材との相性を考えてみよう。
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶スタートダッシュが肝心の、短期集中型。
短期集中型のメリットは、当然ながら早く完成すること。


折りたいと思った作品が、その日のうちに形になるのは嬉しいですよね。


私はどちらかというと、こっち派です。最初からアクセル全開で駆け抜けるのが、気持ちいいんですよね。


ネックは、まとまった時間が必要なこと。


仕事や家事を早く終わらせて、「さぁ、やるぞ!」と気合いを入れる必要があります。


私はたまに、熱中しすぎて夜更かししてしまうのですが、良くないですね…健康第一です。


❷ちびちび派のカギは「やる気スイッチ」。
ちょっとずつ進める派のメリットは、慎重になれること。


昨日の自分を客観的に見て、小さなミスや誤差に気づけるのも、大きな強みです。


また、1日の作業時間が短いと、無理なくできますよね。


デメリットは…モチベーションが続かないことでしょうか。


「やる気スイッチ」を何度もONにする必要があるので、結構エネルギーを使います。


特に、2日以上空けると、どんどん先延ばしになっちゃうんですよね。結局そのまま放置…なんてことも。


「途中で放置された作品を見るたびに、やる気が出ない自分を責めてしまう」という経験があるのは、私だけでしょうか?


❸題材との相性を考えてみよう。
人によって基本的なスタイルはあると思いますが、折る題材にによって使い分けられたらいいですね。


例えば、ユニット折り紙。同じパーツをたくさん作る作業は、一気にやると飽きてしまいます。


別の作業と並行して、もしくは何日かに分けてやるのがオススメです。


一方で、1枚の紙で複雑なものを折る場合は、一気に仕上げてしまった方がいいと思います。


翌日にテキストを開いても、頭がついていかないことがあるんですよね。


複雑系やる気スイッチ」をONにするのは、いつも以上にエネルギーが要るんです。


♦︎♦︎♦︎


折り紙を進めるのは、小説を読むのに似ています。「一気に読みたい人」「少しずつ読みたい人」のような感じ。


時には途中で放り出してもいいし、時間の使い方は人によって様々です。


せっかくの趣味ですから、無理のないように。
柔軟な気持ちで折り紙を楽しみたいですね^^

 

<テキスト紹介>

プロジェクトF「あじさい折りおりがみ」

今回の作品「斜め折り四段ピラミッド」をはじめ、あじさい折りのノウハウが満載。

フルカラー写真もたくさんあるので、読み物としても楽しめます。