Instagramで全3回にわたり、「斜め折り四段ピラミッド」をホイル紙で折る様子をお送りしていましたが、本日をもって無事に完成させることができました。
ご覧いただいた方、長期間にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。
水色のホイル紙で折られたピラミッドは、まるで宝石のようです。キラキラしていて、見ていて飽きません。
涼しげな感じも、いいですね。
正方形の規則的な重なりも、シャープでかっこよく仕上げることができました。
さて、今日はライブの総まとめ。
全体を振り返ってみましょう。
❶1回目:折り筋の仕込み
❷2回目:合わせ折り〜2段目
❸3回目:3・4段目〜仕上げ
では、どうぞ。
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❶1回目:折り筋の仕込み
まずは、縦横20等分、斜め40等分の折り筋をつけるところからスタート。
20等分は、2等分→4等分→8等分→16等分…という流れではできません。
初めに5等分してから、それを2分割(10等分)→さらに2分割(20等分)というプロセスが必要です。
5等分する方法は、テキスト「あじさい折りおりがみ」の「ルート分割法」が便利です。なるべく、具体的な解説を交えて実践しました。
びっしりと折り筋をつける作業は、やはり時間がかかります。結局、コレだけで1時間のタイムリミットが来てしまいました。
❷2回目:合わせ折り〜2段目
ピラミッドにおける最初の難関は、最初の「合わせ折り」です。
指でうまく折れないところは、爪楊枝で。
ようじの先端は、側面を折り筋に這わせるように当てるといいです。
つつく場合は、先端はNG。頭の丸い部分を使いましょう。
そのあとの、「つぶし折り」「引き出し折り」にも、気をつけるポイントがたくさんあります。
まずは何より、紙に優しくすること。
デリケートなホイル紙を扱うのに、握力は使いません。紙をもみ込むように、ふわふわとプレスしていきます。
そして、焦らないこと。
普通の紙の倍くらい時間をかけて、ゆっくり折っていけば、ミスは少なくなります。
なお、具体的な手順は、「あじさい折りおりがみ」のテキストをご参照ください。
❸3回目:3・4段目〜仕上げ
ここからは、いよいよクライマックス。難所が続きます。
3段目を組み立てる際には、2段目の時にやった「つぶし折り」を、2箇所同時にやる必要があります。
4段目は、3箇所同時。
アクロバティックな折り方に見えますが、やっていることは同じです。
一方を少し進めたら、もう一方。
急須でお茶を注ぐような感じです。
片方をコンプリートさせるのではなく、全体を少しずつ進めていくと、左右のバランスが良くなります。
また、「もうすぐ完成なのに!」と焦ってはいけません。
ホイル紙は、少しの油断で変なシワができてしまうので、わざと作業スピードを落とすくらいの感覚で進めるといいでしょう。
怒涛のつぶし折りラッシュを乗り切ったら、あとはカドの仕上げです。
中割り折りを繰り返してトンガリを作り、縁を山折りしていけば、完成です!ででででん!!
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改めて、ライブをご覧いただいた方には、本当に感謝しております。
私自身が失敗せずに折れるかどうか心配していましたが、お陰様で、大きな誤差なく完成させることができました。
どう解説したら分かりやすいか考えたり、皆さんのコメントを見ながら進めたりするのは、とっても楽しかったです。
頻繁にはできませんが、時間を見つけて、またやってみようと思います。良い題材があれば、教えてくださいね。
ではでは、またお会いしましょう^^
<テキスト紹介>
プロジェクトF「あじさい折りおりがみ」
今回、完成させた「斜め折り四段ピラミッド」を収録。
紙を5等分する「ルート分割法」や、今回の難所「合わせ折り」「つぶし折り」「引き出し折り」などのテクニックも、全て解説されています。
フルカラーなのもうれしいところ。
書店にはなかなか置いていないので、店頭注文か通販でお買い求めください。