まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

三つ首…からの「走る鶴」! 〜折り紙一枚でつくる「キモ鶴」をご紹介〜

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「ツルできました」
と言って渡して、二度見される感じがたまりません。


今日ご紹介するのは「足付き鶴」

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もとい「三つ首の鶴」です。

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両サイドの頭を下ろして加工すると、そのまま脚になります。


出典はYouTube
原作者不明なので、具体的なURLは伏せさせていただきます。
お時間のある時に、探してみてくださいね。


それにしても、こんな面白い作品、誰が考えたんでしょう。
どなたか、ご存知ないでしょうか?

〈5月23日追記〉
「3首鶴」は、前川淳さんの「本格折り紙」に掲載されていることが分かりました。
「三ツ首の鶴」という作品名です。

情報をくださったAbrahamさん、ありがとうございました。
早速ポチったので、折り図の確認が楽しみです^^

 

さて。
先日、ラジオ配信で折り鶴を作ったばかりですが…

masanii-origami.hatenablog.com

今日は「キモ鶴特集」でございます!


❶脚をリアルにするポイント
❷もっと簡単な「キモい鶴」
❸変態ぞろいの「#キモ鶴」
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶脚をリアルにするポイント
人間の脚を思い浮かべて、リアルに仕上げました。


まず、可動域である付け根(骨盤)。
まっすぐ下ろすと不自然なので、「両側で段折り」して左右をズラしています。


そして、スネの部分。
「かぶせ折り」することで、足の長さが強調されます。
中割り折りすると、前側が開いてしまいますが、これなら「一本の骨」の感じが出ます。


足首は、中割り折りを2回しています。
ナチュラルな関節を演出でき、なおかつ自立しやすい、ポピュラーな折り方です。
(今回は爪先立ちなので、自立しません)


最後に足先。
足の甲から、指にかけてのカーブを意識しました。


…という感じで、4つのこだわりポイントがあります。
軽快に走り去るツルの姿が、演出できましたでしょうか?

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❷もっと簡単な「キモい鶴」
今回は、一枚の正方形から、切らずにカドを出しています。
(「不切正方形一枚折り」といいます)


でも、もっと簡単にキモ鶴を作る方法があります。


シッポを2つに切り裂いて、ガニ股にする。


これは、ご存知の方も多いですよね。
小さい頃に、作って遊んだ人も多いのでは?


折り鶴さえ作れればOKなので、久しぶりに作ってみてはいかがでしょうか。


❸変態ぞろいの「#キモ鶴」
ひとたび「キモ鶴」と検索すると、出るわ出るわ…


特にTwitterのタグ「#キモ鶴」は、とんでもないことになっています。


名のある複雑系作家が、そのテクニックを駆使すると、こうなるんですね…


それから、折り鶴のアレンジといえば、yamakiさん。

twitter.com


えげつなさとバリエーションの多さは、完全に常軌を逸しています(いい意味で)。

そのタイムラインは、折り紙の常識をブチ壊す光景です。
ぜひ一度、チェックしてみてください。


♦︎♦︎♦︎


というわけで、今日は「3首鶴」「足付き鶴」のキモ鶴特集でございました!

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こうすると「犬神家」みたいだ…


「普通の折り鶴に飽きてきた」という、そこのアナタ。
折り鶴の世界は、奥が深〜いですよ!

 

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