まさにぃの折り紙コラム

折紙講師まさにぃのブログ。

「折り鶴」を美しく作ろう。マニアックな必勝テクを、折り紙先生が全力伝授!

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会社のアニバーサリー企画として、お客さんに折り鶴をプレゼントすることになりました。


職場では、みんなで折り鶴を量産中。
外国人の方が相手の窓口なので、これを機会に日本の文化に触れて、楽しんでいただけたら嬉しいです。


さて。
せっかくの機会なので、私も「折り鶴」と真剣に向き合ってみました!


「美しいツル」を折るために、細部まで徹底的に突き詰めました。

本では決して教えてくれない、マニアックな解説をお送りいたします。


❶展開図から折ってみよう
❷カドの「スキマ」をコントロール
❸背中をふくらませるコツ
❹羽が浮いたまま立つ!?
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶展開図から折ってみよう
折り鶴の一番ポピュラーな折り方は、こんな方法かと思います。


◯三角に折る
◯もう一度三角に折る
◯開いてつぶす
◯裏返して、開いてつぶす
(以下略)


実は、もっと良い方法があるんです。

折紙講師の参考書「おりがみ4か国語テキスト100」では、3通りのアプローチが紹介されています。


その一つが、今回のやり方。
正方形からダイレクトに折り筋をつけ、一気にたたむ方法です。

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ムダが一切なく、折り線を合わせやすいので、早く正確に折ることができます。


❷カドの「スキマ」をコントロール
これは、私の完全オリジナル。

22.5°に折り筋をつける際、「頭」と「尾」になる部分は、中心に少しスキマを空けておきます。

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ピッタリ合わせると、最後の中割り折りで内側で紙が寄り、重なってしまうんですよね。
これは物理的に避けられないので、ズレる幅を予測し、離しておくわけです。


一方で、「羽」になるカドは、極限までピッタリ合わせてOK。
ここは、後半に動かすことはありません。
裏側の紙を見えなくなるくらい、完全に閉じてしまいましょう。
(重ねちゃダメですよ!)

 

あとは、鶴の基本形まで一気にたたんでいきます。

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そこからは、テキストどおりです。

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この2つを実践すれば、さらなるハイクオリティ折り鶴を作れるはずです!


❸背中をふくらませるコツ
せっかく綺麗に作ったのに、最後にクシャッと潰れてしまったら悲しいですよね。

どうしたら綺麗なドーム型になるのか、私なりに考えてみました。

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羽の根元をしっかり持って、軽く引っ張るのはいつもと同じ。
(羽の先端を持つと、ビリッといきます)


膨らんできたら、前後を内側にカーブさせてみましょう。
中心から外側へ、両端から指を這わせて丸みを付けると、綺麗に仕上がります。

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首と尾がすっぽりカーブに収まるので、背中の膨らみにもぶつかりません。
一切シワにならないので、とってもオススメです。


❹羽が浮いたまま立つ!?
背中がフラットな状態で立たせると、羽が左右にピンと伸びて、「凛」とした姿勢を見せてくれます。

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倒れずに安定するのは、中割り折りの根元が、ちょうど4点で接地しているからです。

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(背中を膨らませると立たなくなるのは、根元がキュッと閉じてしまうから。)


前後左右で等しく折れていることと、中割り折りが根元までシッカリできていることが条件。

内側がシワにならないよう、揉み込んで伸ばしてあげましょう。
(と言いながら、ちょっとシワが見えちゃってるのはご愛嬌ということで。)

手汗や湿気でクタッとなる前に、短時間で仕上げるのがコツです。


おしとやかに佇む本来の形も風情がありますが、この方法でキリッと姿勢良く仕上げるのも、オススメの折り方です。


♦︎♦︎♦︎


いかがだったでしょうか。


この方法は展開図を理解する必要があるので、ビギナーの方に教えるときは使いませんが、自分で折るときは100%この方法で折っています。

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ちなみに私は「背中はフラット派」だったのですが、❸の方法と出会って以来、どちらも好きになりました。


フワッと膨らむ瞬間って、特に外国の方にウケるんですよねぇ。
先日のフランスでも大好評でした。


皆さんのお好みは、どちらでしょうか?

 

<テキスト紹介>
日本折紙協会「おりがみ4か国語テキスト100」

伝承作品を中心に、定番の作品を100個掲載。
鶴の基本形における3通りのアプローチなど、折り紙の基礎テクニックも詰まっています。
折紙講師の必修テキストにもなっています。

<素材紹介>
今回使ったのは、すべてダイソーの素材です。
Amazonでは取り扱っていないので、代わりに私のオススメ素材をご紹介。
①トーヨー 和紙風 千代紙づくし
和柄の洋紙。絵柄がきれいで折りやすいという、イイとこ取りの素材です。
プラケース付きなのも嬉しいポイント。
②ショウワグリム ハーモニーBOX
様々なグラデーションが美しい折り紙。あじさい折りにも大活躍です。