皆さんは、「ピース折り鶴」をご存知でしょうか?
国連が定めた「オリンピック休戦」に合わせ、平和の象徴である折り鶴を作り、広める活動のことです。
(詳しくは公式サイトをご覧ください)
実は私も知らなかったのですが、
私が大変世話になった方からの御依頼を受け、全5色にチャレンジすることになりました。
公式サイトから絵柄を印刷し、正方形に切り抜いて、それで「折り鶴」を作ります。
せっかくなので、私なりの「綺麗に作るコツ」をお伝えします。
ポイントは3つ!
❶基本形を完璧に作ろう!
❷「ピッタリ折らない」という小技
❸折り筋を省略してみよう
では、どうぞ。
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❶基本形を完璧に作ろう!
折り鶴のベースとなる「鶴の基本形」の作り方は、
①三角に折る
②三角に折る
③開いてつぶす
④裏返し→開いてつぶす
⑤花弁折り
⑥裏返し→花弁折り
というのが一般的。
公式サイトの動画も、この方法です。
実は、他にもアプローチがあります。
今日は、私が個人的に好きな方法をご紹介。
折り筋をすべて仕込んでから、一気に折りたたむ方法です。
①白い面を上にする
②縦・横に「谷折り線」、ナナメに「山折り線」をつける
③カドを2等分するように、ナナメ線と紙のフチを合わせて折る
※折り筋は、カドから紙の途中まで
④同じ折り筋を8本つけ、「手裏剣」の形をつくる
⑤一気に折りたたむ
⑥「羽」になるカドを折り上げる
(白いロゴ部分と、その反対側)
サイトの折り方の方が初心者向けですが、こちらの方は、紙を重ねたまま折ることが一切ないので、正確に折ることができます。
「展開図折り」の練習にもなるので、ぜひやってみてください。
❷「ピッタリ折らない」という小技
実際に作ると分かるのですが、終盤の「中割り折り」で、内側の紙がつぶれませんか?
細く折った紙が左右から寄ってきて、重なってしまうんですよね。
ここは、紙の中心にスキマを空けておけばOK。
紙が左右から寄ってくるのを予測して、あらかじめ離しておく、ということです。
なお、最後に首とシッポを細くする際にも、少し離しましょう。
この2つの「スキマ」を空けるだけで、驚くほどスムーズに進めることができます。
❸折り筋を省略してみよう
最後に、とっておきのテクをご紹介。
折り筋を1本だけ、省略してみましょう。
公式サイトの折り方ではできませんが、前述の「展開図折り」なら可能です。
最初に三角に折る際、片方(羽のライン)だけ折らずに作ります。
目印が減るので、細い折り筋(手裏剣の形)をつけるシーンは大変かもしれませんが、紙の中心とカドにしっかり合わせれば大丈夫。
このまま完成させると、フラットで美しい羽になります。
見た目だけでなく、メッセージも書きやすいので、とってもオススメです。
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というわけで、今日は「ピース折り鶴」のポイント解説でございました!
普通の折り鶴はもちろん、色々な作品に役立つテクなので、ぜひ覚えておきましょう。
なお、ピース折り鶴の公式サイトには、「創意工夫に溢れた作品も大歓迎」とありました。
オリガミストの皆さん、ウデの見せどころですよ!
有澤悠河さんの「クリスマスツルー」で、「クリスマスピースオリヅルー」でも作ろうかな。
でもアレ、3等分構造なんだよな…