いつものように黒い背景で撮ろうと思っていたのですが、妻がネックレスとビーズを持ってきてくれました。まるで真珠の海の中にいるようです。女子力高い。
ネックレスで囲いを作ってからビーズをばらまいたのですが…ビーズが跳ねる跳ねる。1つカーテンの下に入ってしまい、未だ行方不明です。
さて、作品の解説。
ベースは鶴の基本形です。
貝殻のらせんは、4つのカドを尖らせて、風車のように合わせていきます。この構造を重ねていくと、風車はだんだん小さくなり、やがて物理的に折れなくなります。そこで、一つの点となった中心部を引っ張りながらねじっていくと、不思議なほど巻き貝の質感が再現できます。川崎氏自身が考案した「らせん折り」と呼ばれる技術です。
紙の中心は、貝の下部になります。らせん折りを進めるために一度つぶして平坦にするのですが、終盤で再び立体的に持ち上げ、サイドの紙を集約させて形を整えます。
完成形は小さくなってしまいますが、鶴の基本形から作れるし、らせん折りも意外と簡単なのでオススメです。4つのカドを風車にする過程が少し分かりづらいけど…よく観察すればちゃんと作れると思います。
また、紙の絵柄によってシブくもかわいくも作れます。あまりに派手な絵柄だと、らせんの質感がぼやけてしまいますが、結構色々な紙との相性が良さそうです。
ピアノの上なんかに転がってたら素敵ですね。