まさにぃの折り紙コラム

折紙講師まさにぃのブログ。

川崎敏和「桜玉」を片手で作るTさん。

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Tさんが、またもや素敵な作品を見せてくださいました。毎回、本当に片手で折ったのか疑ってしまうクオリティ。

 

紙のチョイスも素晴らしく、どちらの色も、春の爽やかさと鮮やかさを感じることができます。中心のビーズもナイス!どうやったらこんなセンスが身につくのでしょう。本人のお人柄でしょうか。

 

さて、作品の解説です。
桜玉は30個のユニットで構成されています。背中合わせの花びら同士(2枚分)で1ピースです。最終的には60枚の花びらになります。

 

スタートは長方形です。テキストの推奨は5:3ですが、写真のものは11.25cm×7.5cm、つまり3:2です。理由は、15cm×15cmの正方形を加工して簡単に作れるから。正方形を4等分して1/4を切り、大きい方を2等分すればできます。5:3より太く短い花びらになりますが、これはこれでOKかと。

 

ただし、30ピースだからといって、5枚組を6個作るのはNG。花びらが背中合わせにくっついた特殊なユニットは、1枚ずつ組んでいかないと噛み合いません。過去に2人ほどコレをやってしまい、半分くらいユニットを無駄にしてしまいました。

 

桜玉はとても人気が高く、ネットでもかなりの数の作品が出ています。花びらの色を変えるのもよし、色の組み合わせを変えるのもよし、異なるサイズを二枚重ねで作るのもよし。一度覚えてしまえば、とても応用しやすい題材です。

 

さらに、この作品、めちゃめちゃ丈夫なんです。接着してしまえば、きしませてもバウンドさせても全く壊れません。毎年使えるレベルで長持ちします。

 

同じ川崎氏の「桜一輪」よりも難度は高めですが、桜の季節が過ぎる前にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


出典:朝日出版社「折り紙夢WORLD」/川崎敏和