まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

エラも手足も一枚で!「ウーパールーパー」の折り紙

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こんにちは、運動不足が深刻なまさにぃです。
堂々と外出できる日が、早く来るといいですねぇ。


さて、今日はウーパールーパーを折ってみました。

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きれいな白色と、愛らしい表情が大人気のアレです。

最近は、ペットとして飼う人も増えましたね。


出典は「切らずに一枚で折る 爬虫類・両生類折り紙」。

著者はフチモトムネジさんです。

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紙の裏面を活用する「インサイド・アウト」で、赤いエラもしっかり再現されています。

小さな手足もかわいいですね。


☘️今日のトピック☘️

❶カラー写真が満載!

❷他の作品も魅力的

❸生物トークを少々


♦︎♦︎♦︎


❶カラー写真が満載!

テキストは、全てのページがフルカラー。

折り図も、実際の紙を撮影した写真が使われています。


折り紙王子・有澤悠河さんの「カワ難おりがみ」みたいな雰囲気。

(フチモトさんのプライベートは載ってません)


写真折り図はクセがありますが、シーンごとの解説はかなり細かく丁寧です。

レベルは「中〜上級者向け」と言った印象でしょうか。

ウーパールーパーは、その中でも中くらいの難度でした。


ある程度の立体感覚が求められるので、初めての方には難しいかもしれませんが、「本格的にやり始めたい」「レベルアップしたい」といった方にはオススメの一冊です。


❷他の作品も魅力的

タイトルの通り、テキストには爬虫類・両生類がズラリ!

カメレオンなどのポピュラーな作品から、ヤドクガエル、アカハライモリなど、盛り沢山です。

ここまでマニアック種が載っている本は、なかなか珍しいですね。


また、テキストの最後には、本物そっくりな絵柄が切り抜けるページが付いています。

カラーコピーすれば、何度でも使えそうです。

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フィールドワークにも安心して行けないご時世ですが、ご自宅で「折り紙ビオトープ」を作ってみても良いかもしれませんね。

生き物好きなお子さんがいるご家庭に、一冊いかがでしょうか?


❸生物トークを少々

ウーパールーパーという名前は、いわゆる愛称みたいなもの。


和名では「メキシコサンショウウオ

スペイン語では「アホロートル(Axolotl)」

英名は「メキシコサラマンダー」

といいます。


本来の体は、オタマジャクシのような黒っぽい色をしています。

白い体をもつのは、色素を持たない突然変異のアルビノという個体です。

少し前に、真っ白なキリンがニュースになりましたね。

ちなみに、縞模様があるホワイトタイガーは、アルビノではありません。

 

もちろんこの現象はヒトにもあって、それをオープンにしている方もいらっしゃるようです。

最近よくニュースなどでお見かけするので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


話を戻すと、ウーパールーパーは「メキシコサンショウウオアルビノを指すことが多いようですね。

 

うん、そろそろ脱線はこれくらいにしましょう。

話を遺伝子まで広げたかったのですが、またの機会にということで。

 

♦︎♦︎♦︎


フチモトムネジさんの「ウーパールーパー」でございました。

ハイレベルな複雑系もいいですが、特徴をとらえたシンプルな作品も楽しいですね。

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背景に使った彩雲紙ですが、もともとはバラを折りたくて買っておいたもの。

そろそろ、何か作ろうかなぁ。