立て続けに挑戦していた「ロゼット咲きのオールドローズ」は一旦おやすみ。
先週の土日で「ハイブリッドティーローズ」を量産しておりました。
素材はヴィヴァルディ25cm。
タントにはない粘り強さは、やはり格別です。
ちょっと硬いのでプレスに握力が必要ですが、紙の戻りはタントより弱いので折りやすく、仕上げも綺麗にまとまってくれます。
さて、テクニカルな話題はこれくらいにして、今日はまったりいきましょう。
🍀今日のトピック🍀
❶ラインナップを順番に
❷新発見「LILAC」の魅力
❸佐藤ローズの豆知識!
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❶ラインナップを順番に
それでは、今回の素材を一挙にご紹介。
・DARK RED(ダークレッド)
・FUCHSIA(フクシア)
・ROSE PETAL(ローズペタル)
・CANARY YELLOW(カナリアイエロー)
・LILAC(ライラック)
・VIOLET(バイオレット)
CANARY YELLOW以外は、すべて「紙の温度」の商品ラインナップにあります。
(在庫は分かりませんので、確認はご自身で。)
CANALY YELLOWがないのは残念ですが、代わりに「BUTTER CUP(バターカップ)」という黄系の色が売っています。
どんな色なのか、気になるところです。
むしろ、HPにない色も売っているのでしょうか?
ご存知の方、教えていただければ幸いです。
❷新発見「LILAC」の魅力
今回は、新しい色を試してみました。
淡い紫色の「LILAC(ライラック)」です。
実在する花の名前なので、聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「VIOLET(バイオレット)」と並べると、LILACの方がよりピンク色に近いのが分かります。
独特のツヤ感が色っぽく、引き込まれるような雰囲気。
ライラックの花は、香水に使われるほど香りが良いそうです。
このバラからも、甘く芳醇な香りが漂ってきそうですね。
❸佐藤ローズの豆知識!
前回のコラムで、ピンクのオールドローズを紹介した時のこと。
(2019/11/23)
masanii-origami.hatenablog.com
佐藤直幹さんがInstagramにて、こんなコメントをくださいました。
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最初に中割り折りを入れたのは川崎亜子さんで川崎ローズの応用です。最初は川崎ローズのと同じ向きを「順」、その反対を「逆中割り」と呼んでいたのですが、その後、求心遠心に変更した経緯があります。
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川崎亜子さんは、佐藤ローズのテキスト制作にも関わり、今でもバラ折り紙の第一人者として活躍されている方です。
ご本人しか知らない豆知識を、サクッと教えてくれる佐藤さん。ニクいですね!
テキスト出版後も、こうして私達と気軽に交流していただけるのは、本当に嬉しい事です。
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久しぶりに(と言っても1ヶ月ぶりですが)、ハイブリッドティーローズを折りました。
直線的な折り目のみで構成させるHTローズは、他の高難度のバラと比べて格段に折りやすいです。
「NM」「剣咲き」「オールド」など、高難度なバラを経験した直後なので、尚更そう感じます。
「慣れてくると、何度やっても同じバラができます」
7月、フランス・パリにて佐藤さんに言われた言葉の意味が、何とな〜く分かった気がしました。
佐藤ローズの代表格、ハイブリッドティーローズ。
やった事のない方も、すでに経験された方も、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。