この夏から定期講座にきてくれている、小学3年生のたけるくん。
いつもはお母様と一緒なのですが、この日はお父様も様子を見にきてくれました。
たけるくんが「あじさい折りをやりたい!」と言うので、ご家族みんなでチャレンジ。
全員が無事に「基本形A」を完成させることができました。
(4つのうち1つは、私のお手本)
さて、今日のコラム。
「あじさい折りは、どの世代にもウケる」といった内容でございます。
❶家族の交流に、折り紙を。
❷あじさい折りは、教材になる!
❸パズル好きな大人にもウケた話。
では、どうぞ。
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❶家族の交流に、折り紙を。
たけるくん一家には、お手本をじっくり見て、あれこれ議論しながら進めてもらいました。
「あじさい折り・基本形A」は、折り筋の交点が作る凹凸を、全て正しい配列に決めないと完成しません。
折り紙慣れした観察眼をもつたけるくんと、大人の推理力を総動員するご両親。
3人それぞれ気付くポイントが違うので、色々な観点でのアプローチができたようです。
皆で協力しながら完成させたときの表情は、とても嬉しそうでした。
❷あじさい折りは、教材になる!
たけるくん一家が奮闘する様子を見ていて気付いたのですが…
これ、結構優秀な教材なんじゃないか!?
・工程そのものはシンプル
・ノリやハサミを使わない
・一人でも複数人でもイケる
などなど。
まっさらな紙からスタートするもよし、折り筋をつけてあげるもよし。
やる人のレベルによって、ヒントの出し方を変えられるのも良いですよね。
❸パズル好きな大人にもウケた話。
私の職場には、いわゆる「脱出ゲーム」が好きな方々が何人かいます。
先週、彼らが集まるお酒の席に「あじさい折りの図面」を提供させてもらいました。
するとその晩、「できたよ!」とのLINEが来るわ来るわ…
パズル好きの大人たちにも、あじさい折りは好評だったようです。
折り紙は工作だけでなく、謎解きの要素としても面白いんですね。
折り紙の新たな可能性を感じた一幕でした。
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余談ですが…
先日、前述の謎解きグループのリーダーが、「どうしても解けない!」とサジを投げた折り紙パズルを、私は4分で解きました。どや!
「折り紙をやれば、パズルも上手くなる!」とか上手いこと言って、彼らにも折り紙を流行らせたいな。
よし、今後もネタを提供し続けよう。
次はユニット折り紙だな。しめしめ…
<テキスト紹介>
プロジェクトF「あじさい折りおりがみ」
今回の題材は、このテキストの一番最初に載っているもの。
この形から、いろいろな美しい作品が生まれます。
慣れないうちはちょっと苦労するかもしれませんが、ぜひやってみてください。