まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

折り紙で夏を先取り!〜エキサイティングな昼休み〜

くわばらきよこ「かきごおり」

伝承作品「金魚」

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8月にとある場所で出張講座をやるのですが、広報担当の方から「作るものを写真付きで紹介したい」と話がありました。少し季節は早いですが、夏を先取りして作ってみることに。


しかし、その道のりは決して平穏なものではありませんでした。今回は、昨日から今日にかけてのエキサイティングな展開を、3本立てでお送りいたします。


❶24時間のリミット
❷セミ+かき氷=ボツ
❸昼休みにサクッと、のはずが…


では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶24時間のリミット
昨日の担当の方とのやり取りで、私が調子良く「オッケーです〜明日には送りますね〜」とか言ってしまったのですが…


よくよく考えると、時間ねぇ!


しかも、サラリーマンの常識的な「今日中」って、業界にもよるけど、良心的なのは17時とかじゃん。つまり、24時間以内。


それまでに題材をそろえ、作り、写真を撮り、メールで送らなくてはなりません。


家に帰って、昨年の8月号(504号)を引っ張り出してみたら「かきごおり」を発見。よし、これにしよう。よし、イケるぜ。


❷セミ+かき氷=ボツ
講座の目玉はかき氷で良いとして、他に夏の題材を探してみました。


よし、夏といえばセミだ。セミにしよう。かき氷とセミ。


…ん?
でも想像したら、かき氷にセミがくっついてるみたいじゃないか。

気持ち悪い。


よし、なら金魚だ!カブトから作れる金魚にしよう!


❸昼休みにサクッと、のはずが…
そうと決まれば、あとは作るのみ。
作品自体は簡単なので、ものの数分でオッケーなはず。ということで、昼休みに職場で作ることにしました。


ごはんを食べて、カバンからおもむろに折り紙を取り出し、一人でカサカサ。平和な光景に見えますが、この時間を逃すと夕方になってしまうので、作業は急ピッチです。


急ぎ過ぎて、「かきごおり」の上部分(氷)を失敗。まじか。超簡単なのに。めっちゃ恥ずかしい。生徒たちには内緒にしておこう。


そして、何とか全部完成して写真を撮ろうとしたら…

背景がねぇ!!!


デスクマットは仕事っぽさ丸出し、床のタイルは汚い。手に持って背景をボカそうにも、ボカしても明らかに古びたオフィス。やばい。もう昼休みが終わる!


そして、倉庫へ。そこらへんの段ボールを泥棒みたいに物色しているうちに、パステルカラーの色上質紙を発見。よし、これだ!


♦︎♦︎♦︎


というわけで、何とか昼休みが終わる前に作業完了。無事に担当の方にメールできましたとさ。めでたしめでたし。


折り紙は、ゆっくりやるのが良いっすね…

 

※「かきごおり」は、月刊おりがみ504号より。書籍はこちら。