最近、町のあちこちに、あじさいを見かけるようになりましたね。あじさい折りプレイヤーとしては、腕が鳴る季節の到来です。
ということで、気合い入れて作りました。久しぶりのアレンジ作品です。
どや!
使ったのは、11.7cm×11.7cmのグラデーション紙。下にあるのは、15cm×15cmの「基本形E」です。
あじさい折りは、アイディア次第で無限に応用できるのが面白いですね。
さて、今回も3本立てでいきましょう。
❶ピラミッドをひたすら加工
❷指を使わない。いや、使えない。
❸たまには先生らしく
では、どうぞ。
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❶ピラミッドをひたすら加工
作品の解説をいたしましょう。
ベースは「斜め折り四段ピラミッド」。あじさい折りの中でも、私が大好きな題材です。
完成直前まで進んだら、それぞれのカドを90°立てて、平面につぶしていきます。あじさいの丸っこい感じを出すために、紙の端は加工せず、そのまま。最終的に加工したのは、76箇所です。
最後は丸みを出すために、四隅を少し反らせます。
基本形Eを作って下に敷けば、ハイ、できあがり!
❷指を使わない。いや、使えない。
元々のサイズが通常よりより一回り小さい11.7cm×11.7cmということもあり、加工するカドの先端は1mm〜2mm。
指どころか、爪先すら入りません。
てか、見えねぇ。
そこで活躍するのは、名アシスタントの爪楊枝くん。紙を開く時は先端、つぶす時は後ろ側をうまく使います。
指先が全く役に立たないので、左右で2本体制です。「持ち上げる」「折る」「プレス」「開く」「つぶす」の動作を、全て2本の爪楊枝だけで行います。
ここまで細かいシーンは、2月に「あじさい折り・発展8輪 」を作った時以来です。その時よりは、手つきが良くなったかな…
(詳しくは、2月の記事をご覧ください)
あじさい折りはどこまで攻められるのか?15cm×15cm教育折り紙の限界 - まさにぃの折り紙コラム
視力の限界は折り紙技術の限界か? - まさにぃの折り紙コラム
❸たまには先生らしく
今回の作品を作ろうと思ったきっかけは、最近は生徒さんの作品を紹介してばかりで、「自分の作品もちゃんと載せよう」と思ったこと。
さらに、今日の講座で生徒さんに「先生、新作ないの?」と言われたのが決め手です。
いや、ちゃんとサボらずにやってたんだけど、ほとんど人にあげちゃったし、講師講習会で作ったのは家に忘れたし…ごめん、ないわ!!!
まずい、このままでは、着々とレベルアップしていくメンバーに「先生は口ばっかりで、本当は実力ないんじゃないか」とか思われてしまう。来週また会うまでに、みんながビビるものを作らなくては。
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ということで、先生頑張りました\(^o^)/
いやぁ、人がやらない事をやるのは楽しいですね!でも、しんどかったので、当分やりません。
でも、好評だったら、またやろうかな…
(出典:あじさい折りおりがみ/プロジェクトF 編 2017)