前回、ちなちゃんが作ってくれた「キューピッド」を、私も作ってみました。
(前回の記事はこちら)
masanii-origami.hatenablog.com
先日の記事でも少し触れましたが、この作品、端の方は折り筋をつけなくても折れるんです。
せっかくなので、どこまで省略できるのか、試してみました。
完成したのが、こちら!
気合いと根性で、表面をツルピカに仕上げました。
縦ラインの2等分線まで省いたのが、こだわりポイント。
中心部の正方形も、端からの折り筋を途中で止めて、完全無傷をキープしました。
素材は、冬にピッタリの絵柄をチョイス。
「流氷の天使・クリオネ」にふさわしい、神秘的な雰囲気になりました。
さて。
今日は、皆さんも同じものが折れるよう、「キューピッド」の折り筋を徹底研究!
❶ツルピカキューピッドの作り方!
❷仕込む順番は?
❸組み立てはテキストどおり
では、どうぞ。
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❶ツルピカキューピッドの作り方!
完成品の表面に折り筋がまったく見えない「ツルピカキューピッド」。
2〜3枚の折り紙を犠牲にしながら研究を重ねた結果、うまくカラー展開図にまとめることができました。
2・4等分線は黒線、3等分線は▼で記載しています。
パーツの名称あり・なしの2パターンを載せておきますので、参考にしてみてください。
❷仕込む順番は?
まず、次の3点を仕込みましょう。
◯縦横の2等分線→両方OK
◯斜めの2等分線→正中線はNG、反対はOK
◯3等分線は、尾の方を除いて3本までOK
これさえ押さえれば、それに基準に数本の折り筋をつけるだけ。
最終的に、縦横線は5本ずつ、斜め線は4本ずつ引けていればOKです。
中心の黄色い部分は表に出るので、縦横の折り筋は途中で止める必要があります。
(1コマ手前で止めても大丈夫です)
ただし、どこか1本でも間違えたらやり直しなので、ゆっくり慎重にやりましょう!
❸組み立てはテキストどおり
うまく折り筋を仕込めたら、あとは普通につくるだけ。
工程⑤「引き寄せて折る」のところは、折り筋が足りなくなります。
でも、他のパーツを目印にすれば大丈夫。
そんなに戸惑うことなく完成できるするはず。
テキストでは、中心の正方形のカドを折り込んで丸くしていますが、目印がない「ぐらい折り」なんですよねぇ。
せっかくここまでカッチリ作ったし、均等に折れる自信がなかったので、正方形のままにしました。
腕に自信のある方は、綺麗な丸型にしてみてください^^
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というわけで、クリオネ…じゃなかった、「キューピッド」の折り筋研究でございました。
「ここがこうなって、こっちがこう…」と、折り紙を頭の中でグルグル回転させる作業は、とても勉強になりました。
折り図が存在しない「展開図折り」の練習にもなった気がします。
皆さんも、お手元の作品をちょっとだけ、眺めてみませんか?
テキストどおりに完成させるだけでなく、ひと工夫を加えるだけで、世界が広がりますよ(^o^)
<テキスト紹介>
プロジェクトF「あじさい折りおりがみ」
今回の「キューピッド」は、あじさい折りの基本テク「合わせ折り」「つぶし折り」ができることが前提の作品です。
これだけでも上級者向けなのですが、一度覚えてしまえば、あじさい折り奥深さにハマること間違いなし。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。