佐藤直幹さんの「カラス」がとても気に入ったので、星座の絵柄でも折ってみました。
これは!!
これはイイ!!
ぴったりじゃないか!
銀河鉄道の夜にでも出てきそうな、幻想的な雰囲気に仕上がりました。
シルエットも含めて、全体のバランスが良い作品は、どんな絵柄で折っても違和感がありません。
思いつきでパッと作れるくらい簡単なのも、嬉しいですね。
たくさん作りたくなって、写真撮影にも熱が入ります。
折り方はTwitterで公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
カラスの簡易折り紙です。サイズは17.5センチ角です。カラペなら15センチでも大丈夫です。 pic.twitter.com/tFf6gaq74h
— Naomiki Sato (@NaomikiSato) 2018年10月16日
さて。
星座の絵柄ということで、今日は星の話でもしましょうか。
ロマンあふれる神話の話…ではなく、今日もマニアックにいきますよ。
❶星の色は、温度で変わる!
❷「光のドップラー効果」とは?
❸観測技術の進化と、広がる宇宙の謎
では、どうぞ。
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❶星の光は、温度で変わる!
星の光って、赤・白・青など、様々な色があるのはご存知でしょうか?
一般的には、星の温度が低いと赤色、高いと白色→青色になると言われています。
とはいえ、何光年も離れているのに、地球から観測できる星たちは、どれも超高温です。
7段階のうち、一番低いエリアは「3600度以下」。
一番高いエリアは「30000度以上」という、想像もできない温度です。
ちなみに太陽の表面温度は、約5700度。下から3番目です。世界は広いですね。
❷「光のドップラー効果」とは?
あまり知られていませんが、星は動きによっても色が変わります。
地球から遠ざかる星は赤色に、接近する星は青色に変化するんです。
救急車やレーシングカーが自分の前を通り過ぎると、音の高さが変化しますよね。
あれは、音の波形が「〜〜〜〜」から「~~~~」と縮まり、再び「〜〜〜〜」に戻ることで起こる変化です。
光も音と同じ「波」の性質を持っているので、同じ現象が起こります。
遠ざかる光は、波長が長くなるので赤色寄りに。(〜〜〜〜)
接近する光は、波長が短くなるので青色寄りに。(~~~~)
という感じ。
どちらの現象も、「ドップラー効果」と呼ばれています。
ちなみに、音のドップラー効果は、理科の授業でもやります。
光のドップラー効果はあまり知られていませんが、とても壮大で興味深い現象です。
❸観測技術の進化と、広がる宇宙の謎
技術の発達にともない、人の目に見えないX線や、電波などの観測もできるようになりました。
人が一生かけてもたどり着けない距離にあるのに、
何の物質でできているのか。
岩石なのか、ガスの惑星なのか。
どのように動いているのか。
など、本当に様々なことを調べることができます。
それでも、宇宙には、まだまだ解明されていないことも多くあります。
例えば、存在するはずなのに観測できない謎のエネルギー、「ダークマター(暗黒物質)」の正体。
世界中の研究者が頭を悩ませている謎のひとつです。
それから、ブラックホールの研究もまた、ロマンですよねぇ。
今の子供たちが大人になる頃には、どこまで解明されているのでしょうか。
神話に想いを馳せるのもいいですが、こうした科学の謎を追い求めるのも素敵なことですね。
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いかん、折り紙コラムなのに、折り紙と全然関係ねぇ!
一人で勝手に盛り上がって、ついつい逸脱してしまったことを、お詫び申し上げ・・・ません!
これからも、気の向くままに、そしてマニアックに書き続けたいと思います。
<素材紹介>
今回の用紙は、生徒さんからいただきました。セリアかダイソーで買ったものかと思います。お立ち寄りの際は要チェックです。
代わりに、宇宙・星座の絵柄を探してみました。
気になる方は、ぜひ見てみてくださいね。