今日ご紹介するのは、「裏表あじさい・一輪」。
表面は花びらに、裏面は輪郭に。
2つの色を、無駄なく使うことができます。
ちなちゃんが綺麗な両面折り紙をくれたのですが、何を折ろうかずっと迷っていたんですよね。
作ってみると、なんとも上品な仕上がり。
この作品にぴったりの、素敵な絵柄でした^^
↑これは8分の1サイズ。
さて。
これは、テキスト「あじさい折りおりがみ」の中でも、一番やりやすい作品かと思います。
今日はそのポイントを、解説していきましょう。
❶ビギナー泣かせの「合わせ折り」
❷合わせ折りをしなくていい!
❸簡単だけど、ハイクオリティ。
では、どうぞ。
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❶ビギナー泣かせの「合わせ折り」
あじさい折りをやるには、びっしりと仕込んだ折り筋を一気に収束させる「合わせ折り」が基本。
しかし、これが結構難しいんです。
いくつとのポイントを同時に押さえて、折り目をキープしながらバキバキと折りたたんでいく。
パズル好きな人は意外とイケるんですが、初心者の方は大体コレで苦労します。
❷合わせ折りをしなくていい!
今回の「裏表あじさい・一輪」は、合わせ折りを使いません。
序盤に一度だけ、立体的に組み立てるシーンがあるのですが、合わせ折りと比べてずっと簡単。
それ以降は立体的なシーンがないので、一つ一つパタパタと折っていけばOK。
手順も少ないので、慣れれば数分で完成できます。
また、最初につける折り筋も少なくていいので、いわゆる「仕込み疲れ」がありません。
最初に精神ポイントを削られないのも、初心者に優しいところです。
❸簡単だけど、ハイクオリティ。
「裏表あじさい・一輪」が初心者の方にオススメな、もう一つのポイント。
それは、完成度が高い。
初心者向けの作品って、明らかに簡単そうな作品ばっかりじゃないですか。
「コレやろう」と提案しても、微妙な表情をされることもしばしば。
でも、「裏表逆あじさい・一輪」は、初心者の方にも気に入ってもらえる事が多いです。
「あじさい折りをやってみたいけど、私には難しくて…」
とお悩みの方は、ぜひこちらの作品からチャレンジしてみてください。
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というわけで、今回は基本形からはずれた、ライトなあじさい折りを紹介いたしました。
これ、サクサク作れるのでオススメですよ〜。
写真の作品は、友人の新居に夫婦で遊びに行った際に、その場の作ったもの。
お祝いの意味も込めて、そのままプレゼントしてきました。
その友人は、私の数少ない折り紙友達。
いつかこのコラムでも、紹介したいな^^
<テキスト紹介>
プロジェクトF「あじさい折りおりがみ」
今回の作品は、このテキストの中間くらいに載ってます。
一番最初に載ってるのは「基本形A」ですが、コラムでもお話ししたとおり、難度はこっちのほうが低めです。