今日は、まいちゃん・まほちゃんをご紹介。
先週の講座に、おばあちゃんが連れてきてくれました。
作ったのは、「小鳥」「ウサギ」。
どちらも、昔からある伝承作品です。
小鳥は目を描いて、とまり木を添えて。
ウサギは、動物らしいふっくらした質感に。
どちらも初めて作ったとのことですが、2人とも上手にできています。何より、とっても嬉しそうです^^
いい表情だったので、お顔を掲載していいか相談したところ、お母様に確認してくれるとのこと。
数日後、わざわざ電話で承諾のご連絡をいただきました。
ご丁寧に、ありがとうございます。
さて、本日はちょっと真面目な話です。
❶最近の子は、ゲームばかり?
❷きっかけがあれば大丈夫。
❸折り紙もひとつの選択肢。
では、どうぞ。
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❶最近の子は、ゲームばかり?
「最近の子供たちは、家にいても、公園に行っても、ゲームばかりし ている」
なんていう話を、よく耳にします。
しかし、本当にすべての子供たちがそうなのでしょうか?
ウチの講座では、みんな目をキラキラさせて折り紙に没 頭しているし、夏休みにやっている地域の工作教室は、たいへん盛 況だと聞きます。
こういう現場を見ていると、折り紙や木工・手芸などの「工作」対 する興味は、今の子供たちにもちゃんとあるんだなぁと感じます。
❷きっかけがあれば大丈夫。
私も、子供たちがたむろしてゲームをピコピコしている光景は、見たことがあります。
彼らの中にも、本当は「ものづくり」が好きな子はいると思うんですよね。
昔は、両親やおじいちゃん・おばあちゃん、地 域の人などが工作を教えてくれましたが、今はなかなかそういう機会がないように思います。
それでも、工作を知るきっかけさえあれば、「ゲームより面白い!」と思ってくれるかもしれません。
❸折り紙もひとつの選択肢。
もちろん、「工作よりゲームが好き」と思う子はいると思います。
それはそれでいいんですよね。たくさんの選択肢の中からゲームを選んだんですから。
ゲームが好きな子、工作が好きな子、スポーツが好きな子。色んな趣味の中から、好きなものを選べるようにしてあげたい。
その中で、私は「折り紙」という選択肢を知ってもらいたくて、講座やSNSをやっています。
「工作が好きだけど、仲間がいない」「やりたいことがない」といった子供たちの中で、1人でも折り紙に興味を持ってくれたら、とても嬉しいです。
<テキスト紹介>
日本折紙協会「おりがみ4か国語テキスト100」
今回の「小鳥」「うさぎ」の出典はこちら。
伝承作品をメインに、ポピュラーな作品がほぼ網羅されています。基本形の解説や、折り紙の歴史などの話も載っているので、これ1冊あれば安心の良書です。
ちなみに、このテキストの題材をすべて折って審査に出すと、折紙講師の資格が取れます。