「折り紙教室 in 図書館」の作品紹介。
第4弾は、小学5年生のたいせいくん。
お母様と妹さんの3人で来てくれました。
私が定期的にやっている講座のメンバー、うさこさんの紹介とのこと。
なんでも、私のInstagramを見て「これ僕も折れる!」と宣言していたらしい。こりゃあ期待が膨らみます。
この日をとても楽しみにしていてくれたそうで、渾身の力作をたくさん持ってきてくれました。
ということで、今日はそんな彼らにフォーカスしてみましょう。
❶一つ一つがヤバイ。
❷いっくん・ちなちゃんもビビる。
❸新たな出会い
では、どうぞ。
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❶一つ一つがヤバイ。
たいせいくんが紙袋に詰め込んで持ってきたのは、大人もビビる大作の数々。
◯宮島登「死神」
(出典:端正な折り紙)
◯宮本宙也「トライホーン・ドラゴン」
(出典:端正な折り紙)
◯吉野一生「ティラノサウルス全身骨格」
(出典:秀麗な折り紙)
◯福井久男「リス」
(出典:リアル折り紙 陸を歩くいきもの編)
※これは、当日に妹さんが作ったもの。
いやぁ、すごい!
「死神」は私も未経験ですが、めちゃめちゃ難しいと聞いています。たいせいくんに、先を越されてしまいました。
そして、「リス」を折ってくれた妹さん。
そもそも「リアル折り紙」というテキストは、普通の小学生は開始10分で挫折するレベルです。
会場に居合わせた大人も含めて、この2人だけ明らかに別次元でした。
❷いっくん・ちなちゃんもビビる。
私が月に数回やっている定期講座では、小学5年生のいっくん・ちなちゃんがツートップ。
たいせいくんも同じ5年生ですが、2人とも彼が持ってきた作品に衝撃を受けていました。
いっくんは、あじさい折り「斜め折り四段ピラミッド」の名手。
一方で、ちなちゃんも「バラ」や「ダリア」など、高難度のレパートリーをいくつも持っています。
でも、ウチの講座には、ここまで本格的な複雑系プレイヤーはいなかったもんね。
いっくん・ちなちゃんにとって、新たなライバルの出現となりました。
❸新たな出会い
たいせいくんは、いっくんが得意としている「あじさい折り」を知らなかったようです。
そして何より、折り紙好きな同級生と出会えたことが、大きな収穫だったのではないでしょうか。
この日は3人にとって、とても良い刺激になったと思います。がっつり話をする機会はありませんでしたが、今後も交流を深めていってほしいですね。
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たいせいくん・いっくん・ちなちゃんの3人を見ていて、私が小学5年生の頃を思い出していました。
当時、唯一のライバルだった兄をのぞいて、周りに折り紙仲間は一人もいなかった気がします。
(兄の話は、4月3日のコラムで少し触れています)
松野幸彦「ハイヒール」と、兄の話。 - まさにぃの折り紙コラム
こんなに早くから仲間に恵まれた彼らは、この先どんな未来が待っているのでしょうか。
楽しみでなりません。
<テキスト紹介>
「端正な折り紙」
死神、トライホーン・ドラゴンの出典はこちら。
「秀麗な折り紙」
ティラノサウルス全身骨格の出典はこちら。
「リアル折り紙 陸を歩くいきもの編」
リスの出典はこちら。