まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

親子交流に、折り紙はいかが。 〜ユニット多面体は、アクセサリーも作れちゃう?〜

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住田則子「スリットのある立方体」出典は、月刊おりがみ501号。


前回の講座で、小学生の女の子とお母様が作ってくれました。


選んだ色に加えて、裏側の白色と、スリットが作る影が、良い感じのアクセントになっています。


あじさい折りを思い浮かべるような、4枚の花びらも綺麗ですね。


さて、今日は作品を折ってくれた二人のお話と、作品の解説でございます。


❶親娘で作り上げた合作
❷くっつけ方が珍しい
❸小物づくりに最適
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶親娘で作り上げた合作
はじめは、お子さんだけで作っていましたが、お母様が手持ちぶさたな様子。


一人で12枚作るのも大変だし、その間ずっと待っているのも退屈だと思ったので、「一緒にやってみては?」と声をかけました。


はじめは遠慮していたお母様も、しばらくするとスイッチが入った様子。パーツ作りから組み立てまで、親娘で協力しながら完成させることができました。


親子の共同作業をする機会って、家庭では意外とないですよね。こういう場を提供できて、嬉しく思います^^
 


❷くっつけ方が珍しい
この作品の接着面は、立方体の面の中心なので、カドに隙間できます。


ユニット折り紙の多面体は、ほとんどがカド接着。この作品のようにカドに隙間ができる例は、あまりない気がします。


「多面体」というジャンルはとても人気が高く、毎年のようにユニークな新作がたくさん考案考案されています。


難しい専門書もたくさん出ていますが、ビギナーの方が気軽に取り組めるテキストもあります。ぜひ、本屋や図書館をのぞいてみてください。


❸小物づくりに最適
作者の方によると、通常の半分サイズ(7.5cm)で折ると、3.75cmの仕上がりになるそうです。


このサイズならニスを重ね塗りして、キーホルダーになるかも?


さらに、「小さな紙で作ると、ペンダントトップにもなる」とありました。


なにッ!?
これはやってみたい!
ということは、ピアスもいけるじゃないか。

妄想が膨らむぜ…


いきなり小さいサイズだと失敗するだろうし、まずは私も普通のサイズでやってみようかな。

 

<テキスト紹介>

月刊おりがみ501号

2017年5月号。今回紹介した作品のほか、「かぶと(松野幸彦)」など、季節のオススメ作品も多数掲載。定期購読だけでなく、単品でも買えます。