まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

パーティ会場を彩る、あじさい折りのブローチ。

f:id:masanii_origami:20180703212042j:image

以前にライブ配信などでお披露目した、あじさい折りのアレンジ作品。

このたび、手芸屋さんでいい感じの葉っぱを見つけたので、組み合わせてブローチにしてみました。


ホームセンターでスプレーニスを買ってきて、光沢を出してから、裏側から葉っぱをつけて、ボンドでピンを接着すればできあがり。


これが、なかなか良かったです。11.7cm×11.7cmのグラデーション紙で作ったのですが、仕上がりのサイズもちょうどいい。


さて、本日は作品の解説と、ブローチにまつわる2つのエピソードをお送りいたします。


❶上手なニス塗りのコツ。
❷おばあちゃんを慰める。
❸結婚式場で大ウケ。しかし…?
では、どうぞ。


♦︎♦︎♦︎


❶上手なニス塗りのコツ。
スプレーニスは、2〜3回塗っただけでは綺麗に仕上がりません。紙の表面の細かい繊維が毛羽立ってしまい、表面がガサガサになってしまうんです。


装飾品らしい光沢を出すには、繊維ごとニスで覆ってしまうくらい、厚く塗る必要があります。何回やったか忘れるくらい、塗ったら乾かし、塗ったら乾かしを繰り返しました。


ここで注意点は2つ。
まず、窓を全開にしてもニス臭がやばい。自分がラリってしまわないよう、うちわを駆使して、作品の周りの空気を入れ替えましょう。


そして、下に敷いた紙に作品がくっつかないよう、定期的に浮かせてあげましょう。

f:id:masanii_origami:20180703212057j:image

❷おばあちゃんを慰める。
このブローチは、友人の結婚式で私がつけていこうと思って作りました。


しかし、完成品を見た妻が「おばあちゃんにあげたい」と一言。最近、妹さんが亡くなられて、元気がなかったそうです。


ということで、作った3つのうち、私に合うものと、おばあちゃんに合うものを選んでもらいました。結果、青いやつをプレゼントすることに。


後日聞いたのですが、おばあちゃんは、とんでもなく喜んでくれたそうです。そうか、それは良かった^^


「これは…とても手間が…」「普通の人じゃできないよねぇ」「くれぐれも、よろしく伝えてね」と何度も言っていたそうな。


さらに、お義母様曰く「おばあちゃんは、まさにぃの折り紙に本当に慰められたんだよ」とのこと。


ま、まじか…嬉しすぎる。


❸結婚式では大ウケ。しかし…?
紫のやつを付けていったのですが、多くの方からお褒めの言葉をいただきました。やったぜ!


耐久性にも満足。移動中以外ずっと付けていましたが、傷んだり歪んだりすることなく、一日を終えることができました。


しかし。
当日、居合わせた友人がチーフを忘れたというので、紫・赤・青のグラデーションのやつを貸したんですよ。


そしたらですね。
彼、めちゃめちゃウケたらしいです。
聞いた感じだと、俺よりいい思いしてるじゃないか。


彼は元々いい男だし、私は幹事として半分裏方やってたし…まぁ、仕方ないか。


しかし、ご満悦な彼から衝撃の事実が語られました。
女の子から「すごいですね!誰が作ったんですか?」と聞かれるたびに、彼は「俺」と答えていたことが発覚。


こ、こいつ…


次貸す時は、高値で買い取ってもらうことにしよう。


♦︎♦︎♦︎


誤解を招かないように言っときますが、彼と私は長年の親友なので、こんな程度では怒らないのでご安心を。


めちゃめちゃ面白いヤツなので、今度コラムで特集でも組もうかな。

思いっきり赤裸々なやつ。

 

<素材紹介>
今回使った11.7cm×11.7cmの折り紙は、いただきものなので確実ではありませんが、おそらくコレ。
「15cm×15cmだと大きいし、半分にカットしたら小さすぎるし…」という方にオススメ。
個人的には、このサイズが一番好きかも!

<テキスト紹介>
基礎から応用作品まで網羅された、あじさい折りプレイヤーのバイブル。
ちょっと難度は高めですが、一度始めたら中毒になります。