6月24日のコラムでも予告した出張講座は、無事に終了。35名の方にご参加いただきました。
(6月24日のコラムはこちら)
教えることを教える!まさにぃの折り紙備忘録。 - まさにぃの折り紙コラム
呼んでくださった主催者の方、それから参加者の方々、ありがとうございました。
さて、本日は講座の感想と反省をお送りいたします。
❶笑顔というご褒美
❷皆の絵心にヤキモチ
❸不安の特効薬は「経験」と「自信」
では、どうぞ。
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❶笑顔というご褒美
SNSのライブ配信ではなく、ちゃんと顔を合わせて講座をやると、人の表情がよくわかります。
「あっ、できた!」という時の輝いた表情や、新しい課題に取り組む真剣な表情などは、バーチャルな世界ではなかなか見られないものです。
どうしたら、私の言いたいことが伝わるだろう。そして何より、折り紙を楽しんでもらえるだろう。数日前から、レジメをメモだらけにして考えていました。
題材選びや時間の使い方など、いろいろ至らない点はありましたが、講座が終わったあとに「楽しかったです!」と笑顔で帰っていく方々を見て、とても充実した気持ちになりました。
❷皆の絵心にヤキモチ
私は、絶望的に絵心がありません。折紙講師の課題作品100個のうち、序盤の3個(いぬ・ねこ・うさぎ)で挫折しかかった苦い思い出があります。あの顔でよく審査通ったなぁ…
ところが、今回の講座はショッキングでした。
全員、イラストが上手すぎる。
幼児向けの簡単な作品に、顔を描いてもらったのですが、かわいいのなんの。なぜだ。なぜ当たり前のように描けるんだ!
そういえば、今回の講座のターゲットは、「子供に折り紙を教える」というミッションを背負った大人たちでした。日頃、放課後や休日に子供たちの相手をしている方々です。
やべぇ、キャリアが違う…
「こんな顔の描き方があるのか」「こんなデコレーションをしてもいいのか」などなど、私も勉強させていただきました。
❸不安の特効薬は「経験」と「自信」
正直私も、今回の講座は不安でした。私一人で3時間もつのか。大勢の方々の時間を、無駄にしてはいけない。なんてビビりまくっていたのは、ここだけの話。
でもやっぱり、こういう不安を払拭するのって、やってみるしかないんですよね。自分で考えて動いて、良かったことを次にもやればいい。準備通りにいかないこともありましたが、それも含めて良い経験ができました。
これは参加者の方々にも言えることだと思います。「自分もできる自信がないし、折り紙を教えるのは不安」といった声がありましたが、色々チャレンジしていけば、だんだん上手なやり方が見つかるかもしれません。
上手くいったら自信になるし、自信がつけば、もっと良くなる。みんなにも伝えたいし、私自身にも言い聞かせたい言葉です。
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さて、偉そうなことを言いましたが、調子に乗って3時間立ちっぱなしで喋り続けたから、太ももと腰がダメになりました。
せっかく机とイスを用意していただいたのに、テーブルの間をチョロチョロ歩き回っていたせいですね。ジム行ってるからといって、30歳を目前にして無理はできないですね…
<テキスト紹介>
日本折紙協会の講師資格を取るのに必要なテキスト。
定番ネタから「おっ!」と驚く作品まで。
幼児の大人も楽しめる、ネタの宝庫です。