伝承作品「つぼ」
日本折紙協会「おりがみ4か国語テキスト100」に載っている、90番目の作品です。
しっかりとした質感で、一枚折りには見えないのが良いですね。
作り方は、とってもユニーク。ずっと平面で作って、最後に重なった部分をズリズリと引き出して立体にします。
作者は不詳とのことですが、一体誰が考えたんでしょうね。ご存知の方、いらっしゃいますか?
さて、今日は「壺」を折ったので、壺に関するネタを探しました。
しかし…壺トーク見つからねぇ!
そもそも、私の人生に「壺」というキーワードが見当たりません。
これでは話が広がらないので、帰宅後すぐに妻をつかまえ「ねぇ、壺トークない?」と相談しました。
普通の主婦にそんなマニアックな話題が出るわけなかろうと、正直ダメ元だったのですが…
妻は高校時代、遺跡発掘のバイトをしていたのです。
❶弥生土器を掘っていた
❷縄文土器は「作った」
❸火柱で死にかけた話
では、どうぞ。
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❶弥生土器を掘っていた
妻は当時、新しい建物が作られる敷地内で土器が見つかったということで、そこの発掘調査のバイトをしていました。
土を削って、スコップで掘って、取り出して分析するという作業。
弥生時代のかまどや土器、江戸時代の茶碗など、面白いものが次々と発見されたそうです。
遺跡発掘のバイトをしていたという話は、確かにチラッと聞いたことはありました。しかし、コラムのネタとして活用できる日が来ようとは…世の中何があるかわかりませんね。
❷縄文土器は「作った」
妻は小学生の頃、地域の方が陶芸窯を持っているというので、縄文土器をみんなで作ったそうです。
歴史の教科書の最初に出てくる、縄でクルクルやるやつね。わかるわかる。
…っておい、ちょっと待て。
小学生の陶芸といえば、普通お皿とかコップとかじゃね?よりによって縄文土器…
しかも大きさを聞いたら、「これくらい」と手をいっぱいに広げる妻。
え、そんなにでかいの!
❸火柱で死にかけた話
ある日、土器の破片を繋ぎ合わせる作業をしていました。
冬の寒い時期で、休憩中みんなでストーブに当たっていたそうです。上でパンが焼けるような、大型のガスストーブ。
すると突然、妻のエプロンについていたアロン●ルファに引火、目の前で火柱が上がりました。
幸いすぐに鎮火したそうですが、妻は当時のことをあまりよく覚えていないそうです。ただ「丸焦げになりかけた」とのこと。
あなた、生きててよかったね…
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他にも色々あるのですが、正直書ききれません。ネタの宝庫すぎる。私にもっと文才があれば…!
中にはしょーもない下ネタもあるので、正直ここでは書けません。しかし、それもクッソ面白い。ああ、このもどかしさ、どうにかしたい。
というか、これは折り紙コラムなので、これくらいにしておきましょう。お付き合いいただき、ありがとうございました。