まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

はぁちゃん親娘から、素敵な作品と感想をお送りいただきました。 後半は、「良き競争相手」のお話です。

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講座に来てくれている大学生のはぁちゃんが、「ユニットの箱を折りました」と素敵な写真を送ってくれました。


連休中に親子で挑戦したそうです。なんて充実した休日なんでしょう。

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また、写真に加えて感想まで送っていただきました。感動です。ご本人の承諾を得たので、掲載させていただきます。


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青色の箱(写真右上)の花飾りは、和紙で作ったため、折り目をつけるのに苦労しました。
また、緑色の箱(写真左上)の花飾りは、 立体になっているところを平たく潰す過程がとても難しく、30分以 上苦戦してやっと完成しました…。完成した時は思わず「出来たー!」と叫んでました。 出来た時の達成感は難しかった分とても大きかったです。
八角形の箱(写真左下)は、12cm× 12cmの折り紙があまり家になかったため、 色合いが微妙になってしまいました…。 もう少しきれいに作れるように再度挑戦したいです。
全ての作品を作り終わった時には、3時間半も経っていました…。 それ程2人とも夢中で楽しく折ることが出来ました。これからも色々な作品造りに挑戦してみたいと思います
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最高かよ!!!


親子で苦戦しながらも、楽しんで作る様子が目に浮かびます。色合いが微妙だなんてとんでもない。超きれいじゃないですか。

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写真の撮り方も上手ですよね。カブトをかぶったハムスターが超かわいい。これだよこれ。こういうセンスが足りないんです私は。

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さて、本日は「競争相手」の話をいたしましょう。


ライバルって大事ですよね。スポーツでも仕事でも。折り紙も同じです。今回のはぁちゃん親娘もまさにそうで、近くで一緒にやってくれる相手がいると、お互いが刺激になり、お互いがレベルアップします。どちらが勝つとか、そういう問題ではないんですよね。どちらも得します。


ちなみに私は、2つ上の兄が競争相手でした。折り紙に限らず、様々な面で良きライバルです。昔も今も。

 


一方、SNSではどうでしょうか?
SNSでの作品投稿が当たり前の時代になり、世界中の人に作品を見てもらえる一方で、世界中の作品を指一本で見ることができます。


とんでもなくハイレベルな作品に、見たこともないアイディア。「自分は周りで一番の実力者だったのに…」と、時に自信をなくしてしまいますが、その先なんですよね、面白いのが。


ライバルというにはおこがましいですが、私は彼らを勝手に競争相手だと思っています。自信をなくして辞めたら、所詮それまで。彼らのレベルに近づきたい、彼らにない何かを見いだしたい。そんな探究心を持って、私は折り紙の発信を続けています。 


また、同じ向上心を持つ方々と繋がり、励まし合うことができるのも良いですよね。ただ人の作品を見るだけではなく、コミュニケーションを通じて新たな学びを得ることができます。


リアルとSNSは関わり方は違うので、SNSがあればリアル仲間は要らない、というわけではありません。違った面から良い刺激を与えてくれます。どちらの環境にも競争相手がいるというのは、とてもありがたいことですね。

 

 

P.S.

あとで気付きましたが、1枚目右上の箱、中間にふわふわ和紙を使ってますね。この使い方は秀逸です!