まさにぃの折り紙コラム

折紙師範まさにぃのブログ。

こどもの日という事で、4つのカブトをご紹介。

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こどもの日ということで、カブト特集。

 

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右手が不自由なTさんが、左手だけで折ったもの。出典は、折り紙を買ったら付いてきた折り図です。紙を2枚使います。実は、上側は普通のカブトです。下側で飾りを演出することで、見た目が劇的に変わります。
Tさんは本当に向上心が強い方で、どんどん新しい題材を見つけては色々とチャレンジし、分からないところは具体的に聞いてくれます。リハビリで始めた折り紙ですが、すっかり立派な趣味として定着し、今では他の参加者に教えるほどの腕前です。

 

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本日の講座に参加してくれた親子が折ったもの。月刊おりがみ最新号の、松野幸彦「兜」です。
初めは普通のカブトと、せいぜい変形2種(頭が長い&ツノが大きい)くらいで十分楽しんでもらえるかと思っていましたが、「もっと難しいのをやりたい!」との声が多かったので、この題材を紹介しました。結局、5〜6組の親子がチャレンジし、協力しながら(時に揉めながら)見事に完成させることができました。

 

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同じく松野幸彦「兜」。

折ったのはウチの講座の常連、ダリア名人のちなちゃん(小5)。彼女、あじさい折りはエキスパートなのですが、逆にこういう作品は不慣れだったようで、少し苦戦した模様。「角度がテキストと違う」と言って、何度も折り図とにらめっこしていました。しかし、さすがのクオリティです。
ちなみにこの後、「ウサギを折りたい」と言って、終了時間を過ぎても隅っこで居残りしていました。色々な題材に手を出して、スキルの幅が広がると良いですね^^

 

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私が折った「飾り兜」。
月刊おりがみの…かなり古いやつです。私が生まれる前の。作者を忘れてしまいました。
写真だと分かりづらいですが、後ろ側もギザギザになっていて、作者のこだわりが感じられます。
何だか黒過ぎて炭細工みたいですが…まぁ、これはこれでシブくて良いよね。


そういえば、この前折った「あじさい井桁」も黒だったよな…と思って、最近の作品を振り返ってみると、「お、コレかわいい!」と思った明るい色の作品は、ほとんどウチの生徒さんのものじゃないか。
しかし黒色や灰色、紺色などの暗い色は、大人っぽさが出るので私はよく使います。



というわけで、本日は4種類のカブトをお送りいたしました。
この日は色々な方にご参加いただき、色々な作品を作っていただきました。後日、改めてご紹介します(^o^)