今回は小学校5年生のホープ、いっくんの作品をご紹介。
先日開催した教室に、クラスメイトの女の子を連れて来てくれました。あれ、この前は別の子と来たじゃないか。モテモテか。
で、彼が作ってきたのは、基本形Eが2つと、基本形Aのアレンジ。それから右下のやつは…まさか、基本形Eの発展じゃないか。
あじさい折りを覚えてから半年も経っていないのに、ここまでキメてくるとは驚きです。周りの大人も含め、トップクラスの実力でしょう。
基本形Eは、花びらの中心が4つあります。「あじさい折り・発展」の要領で、それぞれの中心から、花びらを新たに一輪折り出すわけです。言うのは簡単ですが、意外と難しいんですよコレ。
折り出した花びら16枚は全てカドを整形し、さらに紙の端を花弁折りして22.5°の鋭角を出しています。このシャープな感じ、すごく好き。
ほかの作品も含め、4つとも、シブい絵柄と繊細な花びらが調和していて、とってもおしゃれ。
先日、いっくんのお母様と話をする機会がありました。最初は折り紙にハマる彼を温かく見守っていたそうですが、なんでも最近は、折り紙サークルに入るために大学の進学先まで決めたんだとか。「折り紙がきっかけで、学校の勉強にも力が入った」と喜んでいました。
授業そっちのけで折り紙に没頭していた私には、耳が痛い話です。
ちなみに彼は今、「斜め折り四段ピラミッド」に挑戦中。完成したら、改めて紹介させていただきます!